エラーでも構わない「千空、お前熱でもあるんじゃねぇか? ヤベーくらい顔が赤いぞ!?」
「……ぁ、そうかもな。動悸も酷ぇ。だが、動けなくなるほどでもない」
そういって目を細めながら千空は話を終わらせた。実際あまり猶予もなく、ここで千空という作戦の要が抜けてはまずいということは誰もが分かっていた。しかも千空にしか分からない、できないクラフトしか残っていないことに、クロムは奥歯を噛みしめる。クロムには千空を言いくるめて休ませることもできない。ゲンならあるいは、と思い外に出ようとすると、それも千空に止められた。
「悪ぃがクロム、テメーに抜けられたら困るンだよ。任せられる段階になったらちーっと休ませてもらうから、しっかり覚えやがれ」
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