「リオセスリ殿が公爵×最高審判官もののはしたない本を隠し持っていた…」🌧「リオセスリ殿が、リオセスリ殿が怖い…!」ガタガタ
⛓「誤解だから!誤解だから!」
🌧「リオセスリ殿に犯されるっ…!」ブルブル
⛓「やめてくれ!」
⛓「ご、誤解なんだ!」
🌧「そうなのか…?」
⛓「ああ」
🌧「ではあの本は、君のものでは無い…?」
⛓「いや、それはまぁ、俺のなんだけど…」
🌧「犯される!リオセスリ殿に犯されるっ…!」ガタガタ
⛓「ち、違うってぇ!」
🌧「その、君も年頃なのだからそういった事に興味を持つこと自体は私は否定はしない」ビクビク
⛓「……うん(人外的には年頃なのか…)」
🌧「そういった本を読んだりして見たくなる事も、全く悪い事とは思わない…」ブルブル
⛓「……あの、ヌヴィレットさん」
🌧「な、何だ!?」ビクゥッ
⛓「な、なんで距離とってるんだ?」
🌧「怖いから!犯されるから!」ガタガタ
⛓「やめてくれ!」
🌧「超マニアックな方法で犯される!」
⛓「しないさそんなの!」
🌧「普段面会で使っているソファに寝かされて『ここでヤったら仕事中も思い出しちまうなぁ…?』とか言われながら犯される!」
⛓「抜粋するのやめてくれ!さっきの本から抜粋するのやめてくれ!」
🌧「何か水龍姦特有のマニアックな言葉責めとかするつもりだろう!」
⛓「しないって!やめてくれよ!」
🌧「『ヌヴィレットさんの胎内(ココ)、孕ませるからな』とか言いながら犯すつもりだろう!」
⛓「抜粋やめてくれ!音読やめてくれ!」
🌧「リオセスリ殿がマニアックな言葉責めを身に付けているぅ……!」
🌧「とにかく、そういったマニアックな交尾をしようとしているのだろう……?」
⛓「違うから!そういうんじゃないから!」
🌧「さ、更にマニアックな……?」
⛓「違うって!というかさっきヌヴィレットさんが言っていたようなのは水龍姦ものでは全然マニアックじゃないからな!」
🌧「……え?」
⛓「……あ」
🌧「……あ、あれくらいは、基本なのだな?」
⛓「なんでもない!さっきのはなんでもない!」
🌧「正直さっきのでもかなり恐ろしい所を抜粋したつもりだったのだが……」
⛓「聞いてくれ!さっきのは間違いなんだ!」
🌧「もうあれくらいでは、満足出来ないのだな……?」
⛓「やめてくれよ!」
🌧「リオセスリ殿がどんどん遠くに行く…」
⛓「遠くに行ってるのはヌヴィレットさんだよ…物理的に距離をとってるじゃないか……」
🌧「だ、だって犯されるだろう……」
⛓「しないさ!」
🌧「接し方が悪かったのだろうか…。知らず知らずの内に、リオセスリ殿に良くない影響を与えてしまっていたのだろうか…」
⛓「やめてくれ!重い感じにしないでくれ!」
🌧「ちゃんとメリュジーヌ達にするように接していたのに…」
⛓「俺と娘同然のメリュジーヌが同列の扱いなの今聞きたくなかったよ!」
🌧「だ、だが交尾的な見地から言えば息子同然の扱いも興奮のポイントに……?」
⛓「やめてくれ!嗜好を探るのはやめてくれ!」
🌧「だ、だが先程言ったのはもう基本なのだろう?」
⛓「間違いでした!さっきの無しで!」
🌧「となると擬似近親相姦とかそっちの方に行かざるを得ないだろう……?」
⛓「というか何でちょっと協力的なんだ!?さっきまで犯される!とか言ってたよな!?」
🌧「さ、逆らったらもっと酷い目に遭う…」
⛓「そ、そういう事か!いや、しないからな!」
🌧「で、では面と向かって言って欲しい……」
⛓「何をだ?」
🌧「『俺は自分の上司を犯したいと思っていないし、思った事もありません』と」
⛓「何その宣言!?」
🌧「言わなければ信用出来ない!獣と共に同じ空間にいられないからな!」
⛓「ケモノとか言うな!」
🌧「と、とにかく言ってもらえれば安心出来るかもしれないゆえ……」
⛓「……うーん……」
🌧「や、やはり虚偽の申告はできないか?」ビクビク
⛓「虚偽じゃないからな!」
🌧「構わない!私は君を嘘つきにしたい訳では無いのだから!」
⛓「その感じやめてくれ!」
🌧「君にその場限りの嘘をつかせるくらいならば、私は君の嗜好と向き合おう!」
⛓「言うから!言うから重い感じにしないでくれ!」
⛓「え、な、なんだっけ……『俺は』……」
🌧「『俺は自分の上司を犯したいと思っていないし』」
⛓「そ、そうだな。『俺は自分の上司を』……」
🌧「……い、如何した?」ビクビク
⛓「あ、あのー、一応、一応確認な?」
🌧「な、何だ?」
⛓「こ、この『犯す』の範囲って……?」
🌧「!!」
⛓「い、一応だからな!!」
🌧「そ、それはつまり範囲によっては……」
⛓「一応だって!意外と二人の間で食い違ってるかもしれないだろ!」
🌧「範囲によっては有り得るということか?」
⛓「いやだからその確認!」
🌧「そ、そうだな。君の基準は少しあれだからな」
⛓「アレとかやめて」
⛓「えーと、じゃあちょっとずつ確認していう?」
🌧「あ、ああ。ここでの『犯す』の範囲が広ければ広いほど、その……」
⛓「……うん」
🌧「君が先程の宣誓を出来なくなる可能性が上がる訳だな」
⛓「いやまぁ多分というか絶対大丈夫だけどな!!」
🌧「そうだな!」
⛓「えー、じゃあ『犯す』の基準決めスタート!」
🌧「まずは『接吻』!」
⛓「えっ!?」
🌧「えっ!?」
⛓「ストップで!一旦ストップで!」
🌧「怖い怖い怖い怖い!!」
⛓「違うって!普通にするだろ!キスってするだろ!水龍となら!」
🌧「するわけない怖い怖い怖い」
⛓「俺がするかどうかじゃないぞ!?一般的にだぞ!?一般的な基準として水龍とキスはセーフだろ!」
🌧「しないぃ……」
⛓「アレだぞ?キスって唇同士の奴だぞ?『俺のブツとあんたの下の口で』とかそういうんじゃないぞ?そのつもりで俺はOKにしたんだぞ?」
🌧「当たり前だろう……。というか今言ったことを許容していたら本当に縁を切っていた所だ……」
🌧「あの、では、接吻が基準ではダメなのか?そうだな?その、言わなくてもいいが…」
⛓(心底屈辱……)
🌧「ふむ……もう率直に聞こう。ど、何処を基準にすれば先程の宣誓ができるのだ?」
⛓「……えー?」
🌧「君が決めてくれていい。それを聞いて対処しよう」
⛓「……う、ん……」
(5分後)
⛓「……」
🌧「……」ドキドキ
⛓「……あの」
🌧「ひっ!?」ビクゥッ
⛓「そこまで怯えなくてもいいだろ!」
🌧「す、すまない。驚いてしまっただけだ。すまない、犯さないでくれないか?」
⛓「やめてくれ!」
🌧「……そもそも、これを長考してしまった時点で相当あぶな……」
⛓「言うから!今すぐ言うから!」
⛓「え、えーと……」
🌧「言ってくれて構わない!遠慮なく!」
⛓「えーと……」
🌧「もう驚きはしない!」
⛓「えー…多分、何をラインにしても、その、無理……」
🌧「え」
⛓「あの、だって、したいし……」
🌧「っ……!やはり本当ではないか!!!」
⛓「ご、ごめんなぁ!!!でもしたいんだってぇ!!!」
🌧「最初ので合っていたではないか!最初の反応でむしろ正解だったではないか!!」
⛓「ごめんな!本っ当にごめんな!でもさっきの言葉責めとかめっちゃしたいです!」
🌧「それは聞いていないだろう!!怖い怖い怖い!!」
⛓「し、静かにしろよ!犯すぞッ!?」
🌧「も、ものすごく本性を出している!!」
🌧「執務室での交尾は?」
⛓「基本」
🌧「胎内と書いて?」
⛓「ナカ」
🌧「擬似近親相姦は?」
⛓「極上」
🌧「背徳感は?」
⛓「正義」
🌧「恐ろしい!リオセスリ殿が恐ろしい!」
⛓「う、うるさい!俺の唾液流し込むぞ!?」
🌧「なんだそれは!?」
⛓「よくあるんだよ!」
🌧「よくあるのか!?」
⛓「色々装着したまま歌劇場に行かせたりしたい!」
🌧「何だ急に!?」
⛓「わ、悪い、もう我慢しなくていいと思ったら願望が出た」
🌧「怖い!そのような事を内に秘めていたのか!」
⛓「メリュジーヌの誰かと話してる時にリモコンで弄りたい!」
🌧「やめてくれ怖い!」
⛓「こういう時メリュジーヌは俺をひたすら褒める!」
🌧「細かな設定とか恐ろしい!」
⛓「うわぁぁあ!願望出るぅ!!!」
🌧「落ち着け!もうやめて欲しい!」
⛓「他の職員に見られないパレ・メルモニアの死角でキスしたい!」
⛓「部下達に連絡事項伝達してる後ろからケツ揉みたい!」
⛓「一緒に風呂入りたい!」
🌧「最後のものは普通の事を言っているはずなのに怖い!」
⛓「そういう事だから!よ、よろしくな!」
🌧「何をよろしくするのだ?」
⛓「……じゃ、じゃあ俺は水の下に帰るから!もう寝るから!」
🌧「このタイミングで引き上げられるとより恐ろしい!そも何をよろしくすればいいのだ?」
⛓「お休みなさい!」
🌧「うう……確実に明日から何か仕掛けてくるだろうな……」
🌧「本当に嫌だ本当に怖い…」
🌧「何故あの様な本を見つけてしまったのだろう…」
🌧「メリュジーヌ達にはなんと言えば……いや、このような悩みをあの子達に言える訳が無い……」
〜〜〜〜
🌹「あ、ラッキー!クロリンデのマル秘本見っけ!勝手に読んじゃおーっと!」
🌹「……ん?」
おしまい