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    yahooh2718

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    クリスマスサンタレオラギになる予定だった話

    サンタレオラギになる予定だった話のセックス前まで(全年齢)設定無理やりめちゃくちゃのあほエロが書きたかった…力尽きた…



    クリスマスレオラギ

    「クリスマスサンタクロースプロジェクト」
    事前に申し込みがあった家に「サンタクロース」に扮したスタッフが訪問し、プレゼントを子供の枕元に置くというなんとも不用心なプロジェクトがクリスマスの夕焼けの草原で行われようとしていた。
     子供の夢を壊したくない、プレゼントを置く時に失敗したくない。
     そんな親にならないと味わえない特権すら金で買おうとする裕福な家庭にとっては、画期的なサービスだったらしく、子供だましのようなプロジェクトへの申し込みは結構きたようだ。
     だからこそ、夕焼けの草原の末端の末端であるハイエナすらスタッフとして雇って貰うことができているのだから、感謝しなければいけない。ただでさえクリスマス中の働き手は時給に上乗せが来ることが多く、今年初の試みであるイレギュラーなプロジェクトは余計に報酬が潤沢に設定されていた。
     そこを見逃さないラギーではない。
     仕事内容も夜中に家に入れてもらって枕元にプレゼントを置くだけだから、クリスマスケーキのバイトと掛け持ちをしても支障がない所も魅力的だ。もちろんトラブルに繋がらないために事前の研修や、家庭との綿密な情報伝達の末に行われ、絶対家の物には触らないという契約書も書かされる程の徹底ぶり。一応隠せない部分なのでハイエナであることは面接の段階で知らせていたが、今までのバイト暦とナイトレイブンカレッジ在学という事実でギリギリ合格になったのだが、プロジェクト当日は帽子で耳を隠すことという余計な制約が一つ増やされた。それでも働かせてもらえるというだけで御の字なのだが。
     そうやって、クリスマス当日、当初の計画通りピザ屋のバイトとケーキ屋のバイトをはしごして、事務所の更衣室でサンタ服に着替えて、似非サンタクロースの出来上がりだ。
     一応一番小さいサイズの物を選んだが、ラギーの身体にはどれもぶかぶかで、布の擦れる音や余分な布で躓いて眠っている子供を起こすわけにはいかないという理由から半袖ハーフパンツのサンタ衣装で上下ともに身体の熱を逃がさない素材でできたアンダーシャツとアンダーパンツの着用を許されていた。クリスマスにかこつけたスポーツインストラクターのような格好になったが、上司からの了承は得ているのでOKだそうだ。
     事前に用意されているプレゼントの入った袋を手に取り、これから回るリストを渡されたら後は個人個人で指定の家に行くだけ。あー楽々。と思いながら、貰ったリストの住所を確認しようとしたラギーであったが、そこに書かれていた名前に目を疑った。

    「お、王宮……!?」

     王宮 チェカ・キングスカラーの名前がそこにあった。
     思わず口に出すと、タイミングよくこのプロジェクトの責任者が目の前にサッと現れ、ラギーの肩を両手で掴む。見るからに焦っている責任者は、この新たな視点のプロジェクトを企画して、進めて、様々な意見を押しのけて決行までこぎつけたなかなかやり手の青年で、経営者ならではの清潔そうな雰囲気だったはずだ。だが今はどうだ。真っ青な顔に真冬だというのに汗をだらだらかいて目も血走っている。
     「どうしよう」というなんとも頼りない言葉から始まった文言は、ほぼラギーの想像通りのものであった。
     要約すると、なんとこんな挑戦的なプロジェクトに国王と王妃が興味を示して、申し込んでしまったというのだ。かわいい息子の喜ぶ顔が見たいというのと、若い経営者を応援したいというという思いから戯れの様に申し込んだのだと思うが、どれだけ野心溢れる経営者といえど国のトップからお声がかかれば脚が竦むのは当然のこと。
     だからといって、どうして配達員がラギーなのか。トップ自ら行くべきではないのか。と問うたが、ラギーのバイト暦と、ナイトレイブンカレッジに在学している第二王子の存在からラギーが選ばれたらしい。
     多少粗相をしても、顔見知りなら多めに見てもらえるのではないか。
     そんな下心が見え隠れしているが、該当する第二王子のことをよく知っていれば、そんな失敗した後輩ごときに温情をかけてやるほど優しい人柄ではないことは明白だろう。それでも、小さな望みにかけてしまうほど切羽詰まっていることがありありと分かり、文句をグッと押し殺した。
     (まぁ、『後輩』じゃ…ないし)
     ふ、と浮かんだ言葉を首を振って散らして、最終的に手当をはずむからという条件で承諾した。

     それから、わざわざ車を出してもらって、あっという間に王宮の真ん前に降ろされる。時刻は日付を超えそうな頃で、サンタが訪問するには丁度いい時間だ。関係者であるというプレートを首から下げて、不安そうな男を車に残して歩みをすすめた。時間が時間だからか、人っ子一人いない広い道にサンタ姿の男が一人歩いているのは中々滑稽な姿だとは思うが、恥じている場合ではない。
     さっさと終わらせようと、入口の管理人に関係者証と許可証を見せて王宮への入口を開けて貰いあっさり雲の上のようだと思っていた場所にはいれてしまった。ちらちら、と各所にいる護衛からの視線が痛く、居たたまれない気持ちになりながら該当の部屋を探すために地図を広げる。
     王宮は大きいイメージがあったが、部屋数がかなり多く、そしてそれが美徳だと思っているのか、一部屋一部屋の違いが廊下からは分からないようになっている。地図には使用人の部屋と王族の居住区と仕事スペースと来客スペースと資料室と…とまるで学園のような複雑なつくりに迷っていないはずなのに、今ラギーが歩いている場所が分からなくなってしまった。
     いつまでもうろうろしていると不審に思われてしまうかも。そういう焦りから、足早に廊下を歩いていく。護衛の人に聞こうとも思ったが、警戒心丸出しの雌ライオンに軽々敷く声をかけられるメンタルは持ち合わせておらずひたすら扉一つ一つを凝視しながら何か子供らしい目印はないかを探すことしかできなかった。
     ふ、と一つのドアに子供らしいクレヨンで書かれた字のような紙が貼ってある部屋を見つけた。
     ここだ!
     半ば逃げるようにドアノブに手をかける。
     寝静まっているであろう子供が起きないようにそっと扉をあけ、さっさとプレゼントを置いて帰ろうと身体を滑り込ませ、忍び足でベッドに近づいていく。まるで泥棒になったかのような気分で、よくこんな犯罪になりかねないプロジェクトに王族が参加したものだ。と、自分の国のトップながら心配になった。
     いくらラギーといえど、リスクが大きすぎる場所で手癖の悪さを発揮したりはしない。
     月の光を反射して煌めく骨董品や投げ出された衣類を横目に見ながら枕元に到着すると、持っていた袋から用意されていたプレゼントを取り出した。
     ラギーが両手で抱えなければならないほどの大きさの包みをベッド脇に置き、さっさと退散するためにゆっくりと後ろに後ずさる。規則正しく上下する毛布に、ごくりと息を呑んだ。悪巧みをする奴ならすぐに暗殺できてしまいそうなシチュエーションにやけに緊張して、そんなつもりないはずなのに背筋がゾワゾワと泡立つ。
     リスクが大きすぎる。こんなバイトはもう2度としない。と心に決め、ゆっくりと背を向けようとしたが、体が一気に動かなくなり、見えない力によって地面に膝をつかされた。

    「え…?」
    「間抜けなコソ泥がいたもんだ」

     明らかにベッドの方向から聞こえた声に聞き覚えがありすぎて、足から頭まで一気に静電気のような痺れが走る。

    「レレオナサン…?」

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    つづけ 
     

    この後王宮クリスマスセックスが始まることがわかりますね。
    ひぇ~~~~




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