南泉一文字の受難とある本丸の南泉一文字は悩んでいた。
自身の猫の呪いでは無い、確かにそれも多少はあるがそれは極めてからはある程度受け入れると決めた。
では何に悩んでいるのか。
廊下を歩けば曲がり角で鯰尾藤四郎とまるで少女漫画のワンシーンのようにぶつかった。
階段を登れば躓いた後藤藤四郎が降ってきてお姫様抱っこをする羽目になった。
中庭を散歩していれば屈んでいた五月雨江に気付かず覆い被さるように転けた。
部屋から出るため障子を開けるとたまたま居合わせた物吉と正面からぶつかり慌てて抱きしめた。
出陣すれば敵を斬ったその勢いが止められずその先にいた山姥切長義を押し倒すような構図になった。
「......おや、猫殺しくんはこういう趣味がおありで?」
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