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    LO65t

    @LO65t

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    どちらが我慢強いかの勝負をしていた2人の二日目のお話です。

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    LO65t

    PROGRESS高校卒業前後の藤千です。
    付き合っていた2人が卒業して別々の道に進む事で関係性が変わるのを怖がって別れを切り出した千早と、2人で一緒に前に進む道を見つけようとする藤堂くんのお話です。続きます。
    ※ヌルいですがほんの少しR18要素あり。
    ※後半少しだけ攻めの自慰シーンあります。
    さようならのその後で ■さようなら【藤堂視点】

     「さようなら、藤堂くん」
     それだけ言って、千早は俺の方を振り返る事なく歩いて行ってしまった。
     いつも別れ際に言ってくれる「また、今度」の言葉が今日はない。本当にこれで終わりなんだろうという気持ちが実感として込み上げてきた。
     3月末。もう綻んだ桜もあるというのに冬に逆戻りしたかのような冷たい風にハーフアップの髪が巻き上げられた。頭上では桜の枝が大きく揺さぶられ、ざわめく音だけがうるさく響いている。

     ――――――――――――

     千早はいつも恋人との別れとは思えない程にあっさりと帰ってしまう。
     それでも別れ際には「さようなら、藤堂くん。また今度」と言って少し眩しいものを見るような笑顔を見せてくれる、俺はその顔が好きなんだ。可愛いと言えばまたからかわれるのがわかっているから言わない。ただあの黒目がちな目が細められると余計に小さな子どものようになって、なんだか自分の中の保護欲みたいなものを掻き立てて余計に離れ難くなるんだ。ここが公道でなければ、その形の良い頭を撫でてその感触を覚えておきたい、もう一度その手を握っておきたい、できれば一瞬でも良いから抱き締めておきたい。
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    millustacc

    MEMO不死身の🏹と土地を治める🐉の話(たぶんファンタジー)
    ※龍羽
    ※とりあえず序章だけ
    end point木々がざわめく音、遠くから聞こえる波がさざめく音、屋敷に響く僕だけの足音。
    そして三百年に数回、外から来る見知らぬ他人の足音。来て様子を見てみては気味悪がって去って行く。僕に出て行って土地を寄越してほしいのだろうが出て行く気はさらさらない。だってご主人様が帰ってくるかもしれないから。同じ日を繰り返し僕はいつまでもここで待つ。
    ──だけれど、今日は確かな足音がひとつ。屋敷に向かって響いていた。





    成人し、とある土地を治めることになった俺は前任者、またはその土地に住む人々から毎回聞かされる話があった。
    「丘の上には悪魔が住んでいる」「不死身でずっと居着いている」「気味が悪いから出て行ってほしい」どうにかならないかと口々に言われた。しかし悪さはしていないようで気味が悪いだけで追い出すのはいかがなものかと思った俺はまず最初に会うことにした。周りからは一人で行くのは危険だとか言うが付いてくる者を探すだけで時間の無駄だ。あの丘の上からは海が見えるはずだし新しい御宿にするのも悪くない。俺は早く会って話をして行動し、ことを進めたい。時間は有限なのだ。
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