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    MiX_Rr2274

    @MiX_Rr2274

    青エク、燐廉中心に志摩廉造に狂っています

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    MiX_Rr2274

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    人の命と、心について話す30巻くらいの燐と志摩
    書きたい欲に任せて殴り書いたけどもう何がなんだか。

    処は結界領域、塾生達は戦争前夜とは思えぬ程他愛もない話をしていた。肉体が崩壊した魔神は、心臓で城塞を造り大地を侵食している。だが、全員が集まってしまえば子供たちには造作もないことだった。
    燐とオセオラ特製のカレーを平らげ、遅れてきた勝呂が生きて帰ったら何がしたい?と話しだし、各々あーだこーだと夢を言い合い唯一志摩はフラグだフラグだと騒いでいた。
    和やかな空気はすぐに終わりを告げる。翌日に備えて早く寝ろと諭された塾生達は各自自身の寝床に歩いていった。
    志摩は、少し出雲と勝呂と話した後に自分のテントに向かったが、そこで思わぬ人物に会った。
    「あり?燐くん?先寝に行っとらへんかったっけ?」
    「お〜、いやちょっとお前に用があってさ。」
    俺に?と自身を指した志摩を燐はすぐ終わるからさと笑って人気のないところに連れ出した。思い当たる節のなかった志摩は考えを巡らしたがそれらしい予測はできない。志摩は結界のすぐ外の地面に胡座をかいた燐から、人ひとりが半分くらい入れるような間を開けて隣に座る。
    志摩にとって、燐は友達であった。勿論、始めから裏切ることが判っていたので適度に仲良くなったつもりでいたが、思った以上に仲良くなれた相手である。イルミナティから戻ってきた時は誰と居ても気まずくてさっさと逃げ出したかったし、友達であった燐でさえ2人になるのは志摩にとって少々負担であった。しかし燐は、志摩がライトニングによって拷問されそうになった時も、正月に京都に向かった時も以前と変わらなかった。殺し合ったのにそんなことある?と勘繰った志摩だったが、燐に限ってそれはないかと早々にそれを辞めている。
    だが今、燐のただならぬ雰囲気に見誤ったか……!?と志摩は内心焦っていた。
    「なんやの改まってぇ〜?」
    「いや、なんつーか……明日になるまでに言っとかなきゃと思って。」
    「エッ!?燐くんまでフラグ立てはるん!?」
    「そっ、そういうことじゃねえよ!」
    エェ〜〜……と引いた素振りを見せると違うって!と必死に弁明をしてから、燐は難しそうに後頭部を掻いて、あのさ、と志摩から目を逸らした。
    「俺、人……もう殺してた。」
    「……えっ?」
    「ずっとさ、引っかかってたんだよ。お前の言葉が。」
    志摩は何度もイルミナティの人間として、正十字の仲間達を裏切ってきた。その中で1番始めの、志摩が出雲を連れ去った時志摩は燐に、人を殺せなければこの先勝てないと言った。燐はずっと頭の中にそれが引っかかっていた。だが燐は人を殺さずとも、自身の炎を人間に使わずとも自分が、自分達が勝つ道があると思って……否、自分の手を汚したくなかっただけかもしれない。どちらにしろ、元々あった自分の理想をより強固とするのがその時の志摩の台詞であった。
    だがやはり、それはただの綺麗事であった。
    燐はつい先日、自身の出生に関する一連をその目で見届けた。燐は、生まれてすぐに何人もの祓魔師をその炎で殺していた、その手はすでに汚れきっていたのだ。始めこそ燐は記憶にない自身の過ちを受け止めきれなかったが、今まさに1つずつ消化している最中であった。
    志摩はただ、律儀だなあと聴いていた。燐を見ながら相槌も打たず聴いていた。
    燐は話を続ける、そこで俺思ったんだけどさ。

    「志摩も初めは、こうだったのかなって。」

    燐は志摩と目を合わした。今まで静かに聴いていた目は見開かれていたが、言及されることは、ない。
    「なんてな、ごめん。俺が言いたかったのはその……志摩の言ってたことは間違いじゃなかったってことだ。…………ありがとな、時間……取らせて悪かった。」
    立ち上がった燐は自身のテントに戻っていった。燐が立ち去ってから数分後、志摩はふはっ、と吹き出してから立ち上がる。古い記憶は、わざわざ言ってしまった台詞は、大事なものへの警鐘かもしれなかったし、そんなやさしいものでもなかったかもしれない。
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    MiX_Rr2274

    DOODLE正真正銘のらくがき。
    付き合ってる成人済みりんれん。
    2ヶ月と3日ぶり、彼氏の銘柄で待つ男。真意はゾッコン。

    追記
    えげつない量の誤字脱字を今んとこ直すつもりがないです、雰囲気で読んでください。
    2ヶ月と3日だ。
    「あっ。」
    今缶のホットカフェオレをコンビニで買ったのにまた忘れたと気づいたのは寒さでジャケットのポケットに手を入れた時、街頭に照らされつつ逆ポケットに缶を滑り落としてから、先に手を入れた方からタバコの箱を取り出した。1本取り出して口に咥えつつ歩みを進める。だが煙は吐き出さない、何故なら火を付ける術がないから。
    毎度忘れる俺もそうだが、こんなことをさせるアイツもどうなんだ。2ヶ月と3日だぞ。
    一か八か、声を掛けてみる。
    「ヤマンタカくん。」
    「なんだ。」
    「火ィ、ちょーだい?♡」
    「…………はぁ?」
    「ゴメンって……」
    そもそも夜魔徳は虚無王の眷属であり、物質に火を付けることは不可能である。そんなこと百も承知だ。火についていないタバコを加えながら両手をポケットに入れて夜道を歩く、口から出るのは煙ではなく白い息が薄く……ただなんとなく上を見た。寒い中の星はまぁ綺麗だこと。溜息を付こうと口からいっぱいに冷たい空気を肺に入れた瞬間……
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