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    AAsu1minyokU

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    AAsu1minyokU

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    古賀時雨のSSです。本っ当に短いです。
    過去捏造&モブ×1 があります

    奇にあらず「古賀、奇術部ってマジ?」
    トランプを浮かせていた古賀時雨は
    絶え間なく動かしていた手を静止した。

    ここ、毒竜中学校では、
    必ずしも皆がコマンドを持つ訳でなく、
    幼少期の教育から始まり全く異なる進路
    に置かれることも少なくない。
    古賀時雨のコマンドは魔力であった。
    その能力の期待値から
    ジョブマッチングインターンに参加することが
    許されていた。


    古賀時雨は奇術部で、コマンド:魔術
    を使うことは一見繋がるように見えた。
    しかし、全てにおいて
    このコマンドを適用するのは
    都合が悪く、このトランプも
    テンセグリティを応用し浮いていた。

    「まあ、まあ」

    過去───例の北野正念龍(キタノジェネラル)
    の暴走により、コマンド:魔力を
    使用する他なかった。
    激しい攻撃を受け、朦朧とした意識の中、
    むやみに使うものでは無いと古賀は悟った。
    噂に聞いた部活で、奇術を得ることによる
    効果を期待したのだった。

    活動から一週間以上経過するも、
    確かに奇術部だと知らされたその部屋のドアを
    叩くものは、古賀以外存在していなかった。
    曇った窓を開けると、挟まっていた
    薄汚れたA4が音を立て床に移動した。
    『部員募集中!奇術ヲ探究』と書いてあった。

    「ク、ソ、」
    ガタガタの赤文字に見えたそれを、
    古賀は破り捨て、紙吹雪にした。




    トランプを無くした手は、
    あの日A4を紙吹雪にした手と
    大差ないものだった。

    ジョブマッチングインターンは目前に
    迫っていた。

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