いっしょがタカラモノ いつもの散歩道を気まぐれで反対側に曲がったら、とっても魅力的な場所を見つけた。誰も居なくてまるで秘密基地のよう。
小さな冒険は大成功。
偶然の出会いを全力で楽しんだ後、モモは次を想像してにこにこする。
このステキな場所をトドロキさんに紹介しましょう。きっと、喜んでくださいますわ。
「トドロキさん、トドロキさん!」
「おはよう、ヤオヨロズ」
「はい、おはようございます」
数日ぶりに日様が顔を出してくれた今日、モモは一目散にトドロキの元へ駆けつけた。この前見つけた秘密をようやく分け合えると思うと、足取りも声も弾む。
「トドロキさん、今日はとっておきの場所にご招待しますわ!」
「……うん?」
「絶対トドロキさんも気に入りますわー」
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