まだ知らない愛を捧げてボクが生きてる間、ボクがボク自身の意思で勝手に死のうとしないこと。
未来機関が提示したボクを自由にする条件、監視と報告のため日向クンはボクのそばにいる。
ルールが適用された日からのボクの日常は、今までに感じたことのない不自由な生活へと変わっていった。
飯は食ったか?風呂入ったよな、何でも一々聞かれる上、寝る前の読書が見つかれば寝るように説教されて、一人きりを満喫することもままならない。"あの"日向クンに、あれこれ世話を焼かれるのは厄介この上ないんだ。さらに言えば"元予備学科"なんて、絶望的だよ!
ーーー初めてだったんだ。そんな風にあれこれ世話を焼かれるのも、気にかけてもらうことも、
919