甘美な時間ーー窓から日の光が差し込む昼過ぎ
いつもは騒がしい子ども2人と1匹が不在で静かな万事屋のインターホンが鳴った。
銀時はいつものように椅子に座りながらジャンプを読んでいたが、面倒くさそうに立ち上がって玄関へ向かった。
ガラガラ
「旦那ァ、どーも。」
「チッ…何の用だよ。」
目の前には見知った隊服の男が立っていた。
「サボりに来やした。」
「あのさぁ、沖田くん。帰ってくんない?お宅の所の上司に来られると迷惑なんだよね。」
「大丈夫でさァ。今日はそんなに長居しないんで。」
そういう問題じゃないからと言う銀時の言葉を無視して男は廊下をどんどん進んでいく。
「おい、無視してんじゃねーぞ。」
「あれ、今日はチャイナどもはいないんですかィ?」
「そーだよ。」
ったくこれ飲み終わったら帰れよと茶を差し出す銀時。
「茶は淹れてくれるんですね。」
「仕方なしだよ。」
そう言うと銀時は自分にいちご牛乳を用意して沖田の目の前に座った。
「で、本当は何しに来たわけ?」
「何ですかィ?本当にサボりに来ただけですぜ?」
沖田が答えると万事屋の電話が鳴った。
「旦那、電話。」
銀時は舌打ちしてから受話器を取った。
銀時が背を向けて話している隙に沖田はいちご牛乳の中に何やら怪しい粉末を入れていた。
暫くして電話を終えた銀時が再び目の前に座り怪しいいちご牛乳を勢いよく飲むのを確認してから沖田は自分のお茶に口つけた。
すると異変はすぐに現れた
「はぁ…なぁ、沖田くん、暑くねぇか?」
「そうですか?俺は暑くねぇですぜ」
「そ、そうか…ま、まぁいいわ。てか帰ってくんね?ほんと何しに来たの?」
「だからサボりに来たって言ってんでしょ。ひと休みしたら勝手に出て行きやすよ。」
「あっそ」
銀時は再びジャンプを読み始めた。
しかし、、
「…はぁ…はぁ……」
静かな部屋に銀時の荒い呼吸が響く。
気付かぬふりして銀時に目をやると、顔を赤くして落ち着かない様子だった。
(さすがの旦那もキツそうですねィ。やっぱ天人用の精力剤は人間用のそれとは効き目がちげーや。)
「旦那ァ、どうかしやしたか?」
そう言いながら銀時の前に移動した
「いや、…はぁ、なんでもねぇよ」
銀時は誤魔化した。
「そうですかィ?…何だか息荒いですぜ」
そう言うと沖田は床に膝をつき、両手を銀時の太腿の上に乗せて顔を覗き込んだ。
びくっ
「あっ!!…な、なんでもねぇから!心配すんな!」
「どうしたんですかィ?急に大きな声出して、、顔も赤ぇし熱でもあるんじゃねぇですかィ?」
銀時の気など知らぬふりをしながら、左手を太腿の付け根まで滑らせながら、右手を銀時の額に当てる。
「んっ…沖田くん……ホントに、なんでもねえって…」
そう言う旦那の股間に目をやるとぱんぱんに膨れている。思わずニヤけてしまいそうなのを我慢した。
俺は自分の身体に起こる異変にはもちろん、自身のソレが痛いほど膨らんでいることにも気づいた。しかしナニがなんだかわからず、ヤツにバレないよう答えるのに必死だった。
「おい、…っ…ちょっと厠…ん…」
「待ってくだせェ。本当おかしいですぜ旦那。」
これから面白くなるのに逃さないですぜと厠へ逃げようとする旦那の腕を引っ張った。薬はだいぶ効いていて旦那を椅子に引き戻すのは、ほんの少しの力で十分だった。
「あっ…マジごめん、…ちょっと…」
俺はもう思案する余裕も無く目の前にある半分ほど残ったいちご牛乳をグイッと一気に飲み干した。
そして目線を沖田くんに合わせると…ヤツはニヤリと笑っていた。
「ねぇ、旦那?…ソレ、美味かったですかィ?」
「え?」
「いちご牛乳、俺特製の。」
「おまえ、ハァ、何か入れた…のか?」
「えぇ、旦那にちょいと悪戯しようと思って…だが思ったより効き目が凄くて俺驚いてまさァ。まだ触れてもいないのに濡れてやすぜ?」
ヤツはそのまま俺に口づけて、舌を絡めながら俺のモノを服の上から撫で始めた。
たったそれだけでいつもの比にならない快感が襲ってきた。
「んっ…あぁ…」
次に耳朶、首筋とキスを落としていく。
カチャカチャとベルトを外して着流しを脱がし鎖骨から胸へと舌を這わす。
下半身はズボンのチャックを外して既に濡れてびしょびしょのパンツの上から擦る。
「あっ、あっ…おい!…やめろ…あぁ!」
少しスピードを上げると銀時は直ぐに果てた。
「あーあ、もうイッちゃったんですかィ?まだ直接触ってもねーのに。」
銀時は屈辱といった顔をしていた。
歳下の男に大の大人がたった数回、しかも下着の上から擦られただけで果ててしまったのだから。しかし感情とは裏腹に自身は再び熱を帯び硬くなっていた。
「そんな調子じゃこの後が持たねーですよ?」
そう言って男はどこからか縄と玩具を取り出した。
それを見てヤバイと感じて逃げようと立ち上がったが、立ちくらみに襲われふらついて上手く動けない。
「急に動いたら危ないですぜ?折角縛られるのと玩具で遊ばれるのどっちが良いか選ばせてあげようと思ったのに…悪い子には、両方でさァ。」
「おい、マジで…っ…やめろ」
嫌がるものの抵抗する力を失った銀時を座らせて、手首を椅子の後ろで組ませて結んだ。
「次はコレでさァ、旦那」
そう言って銀時のパンツを脱がし硬く勃つモノの前後にピンクの玩具を取り付けた。
「沖田くん、銀さん…ハァ、そういう趣味じゃな、あぁっ!!んっ!」
「ん、何か言いやしたか?そんな声出して。素直じゃねーや。」
上から銀時を見下ろすと沖田はローターのスイッチを押した。
「あっ!あぁ…やめ…ん〜〜!!」
銀時はあっという間に果ててしまった。
「あははっ!旦那、流石に早すぎやしやせんか?」
まだ弱のスイッチ押して数秒ですぜ?と笑われる。
「はぁ、はぁ…おきた、くん…」
沖田はしゃがみ銀時の顎をクイッと上に向けて言う。
「楽しみはこれからですぜ?そろそろスペシャルゲストが来るんじゃねーかな」
言い終えた瞬間万事屋の扉が開いた。
「おい!総悟!テメー此処にいんだろ!!」
ズカズカとこちらに向かってくる足音が聞こえる。
こんな姿を野郎になんざ見られたらと焦る銀時は身体を捩り、声をあげようとするが間に合わず目の前に土方が現れた。
「っ!!?…お、おい、総悟…何だこれは…」
「あー土方さん、来ると思って準備しときやしたよー」
土方の眼前に広がるのは、椅子に縛られローターを付けてドロドロになった銀時だった。潤んだ瞳に、紅潮した頬、聳え立つ肉棒、今まで見たことない霰もない姿の銀時を上から下までじっくり見て生唾を飲み込んだ。そして自分の内から湧き上がる支配欲を抑えられずにいた。
「総悟、お前ェだろ。押収したブツ持ち出したの。」
「そうですぜ。旦那に使ってみたら面白そうだと思って。」
「ひじ、かたぁ…助けて、くれ…」
見られてしまったものは仕方ないと諦めて、土方ならこの馬鹿げた沖田の悪戯から解放してくれると思い、恥を捨てて助けを乞うた。
すると土方は銀時に歩み寄り、目の前でしゃがんだ。銀時は縄を解いてくれると思い土方を見つめる。
「万事屋、それじゃ煽ってるようにしか見えねェよ」
そう言って銀時の首に手を回してキスをする。
「んっ…!!…ふぅ、ン…!」
激しく舌を絡ませて息継ぎする隙も与えず貪るようなキスをする。
銀時の口内を堪能して唇を離すと厭らしく二人の間に糸が伸びる。
「はぁ、あ…ひじかた、、」