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    huhaitya

    @huhaitya

    水父小説またはセリフネタを
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    huhaitya

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    水父
    甘〜い水父を目指したつもり

    #水父

    【どんぐりまなこ】鬼太郎が様々などんぐりを拾ってきた。
    子供はどうしてこう、なんでも拾ってくるかね?
    いや、そこが可愛いからいいか。
    親バカにもなる。
    現に本当の親の方は沢山渡されたどんぐりに終始笑顔を絶やさない。
    小さいの、大きいの、細長いの、丸々したの、傘があるの。
    ウチの息子はどんぐり拾いの天才か?

    「どんぐりは炒って食べると美味いんじゃが折角の倅から貰ったどんぐりじゃ。ずっと愛でていたい」
    「食う気だったのか」

    世の中何でも食えるんじゃぞ?と言う。
    確かに食おうと思えば何でも食える時代だ。
    地方によっては今でも食べてる所があるだろう。
    机に置いた鬼太郎からのどんぐりを嬉しそうに飽きずにずっと眺めている。
    その姿がまさしく「父親」で下手したら「母親」で。
    そんなゲゲ郎を俺は飽きずにずっと眺めてられる。

    机のどんぐりが1つコロリと此方へ転がって来たのを拾い上げ暫く見つめてつまみ直し、ゲゲ郎の顔の高さまで持ち上げてみる。

    「どうした?」
    「『どんぐり眼』とか、本当にお前の目の事を言うんだな」
    「ワシの目はそんなに丸いか?」
    「丸い丸い。大きくて、丸くて、くりくりした目だよな」
    「それは褒めておるのか?」
    「『愛おしい』って事だよ」

    珍しく、恥ずかしげもなく出た言葉。
    不意打ちなソレに、ゲゲ郎も『どんぐり眼』を泳がせて頬を赤くする。
    外は紅葉が進んでいく中、ここでも『紅葉』が見れるなんてな。

    「お前はどう料理したら美味しく食える?」
    「……手を加えず、そのまま食べてはくれぬのか?」

    目をパチクリさせて、今度は俺がどんぐりみたいな目をしているだろう。
    折角の申し出だ、有難く『そのまま』頂くとしようではないか。
    アクが強いと言うどんぐりと違い、こちらは砂糖のように甘く解けていくだろう。

    秋は、食欲の秋だな。
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    AKtyan5560

    DONE某殺人鬼の子孫のパロなんですが本編を知らなくても読めます。
    水木の家系には殺人鬼がいた。史上最悪の一人に数えられるその人物は水木を呪い人を殺せと囁く。村へ行く中で水木の中に湧き上がる殺人衝動が限界になり、ゲゲ郎へと話してしまう。ゲゲ郎はその殺人の真似事の行為を受け止めると言と水木に言った。
    ※水木の先祖に殺人鬼がいる
    ※水木に呪いがある
    ※水木が望んでない殺人衝があり
    ※父の首を水が絞める
    のろいあいむかしむかしある国で、四百人を殺した快楽殺人鬼がいた。その殺人鬼は二本の鎖を使い、長い鎖で吊し上げ動けなくし、もう一本の鎖で喉元をゆるりと絞めながら段々と強くしていき、最後には息が止まり死ぬ程の苦しみ藻掻く様を楽しんでいた。男は後の未来で映画にもなる程の最悪の殺人鬼の一人に数えられ、現代に語り継がれている。
    時は昭和三十一年血液銀行に勤める男がいた。
    男は兵隊上がりで祖国に帰ると国に絶望し、成り上がろうと野心を持ち今迄やって来た。そしてそれは彼の中に眠る"ある衝動"も強めて行った。
    世の中にはある能力を受け継いだ殺人鬼の子孫達が存在する。世間の人達は知らず、醜聞と言う組織に管理されたその子孫達にはある共通点があり、過去に名のある殺人鬼が居た事だ。
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