寂しさの延長戦アスランは耳を疑って訊き返した。キラは「だーかーら!」と言い直す。
「出来ないんだって!!!」
「は?・・・お前そのために今回の作戦立てたのに・・か?」
「僕だって・・・辛いんだよ・・・」
泣きそうな顔で耐える友人に、アスランはふむ・・・と顎に手の甲を当てて考え込む。
「取りあえず、状況を説明してみろ」
「うん・・・」
涙ぐましい一組のカップルの話。
キラとカガリが秘密裏にだが恋人になり、遠距離恋愛ながら想いを育んできた。
触れ合うこともなく、黙々と仕事を入れ、夜に通信で会話するのが唯一の癒し。そして、キラはある事を実行に移した。相談して(様々な障害はあったがそれらも片付けた上で)プラントとオーブでキラとアスランを三日間交換しよう!!と決められたのだ。
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