Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    えんどうまめもやし

    @numa_iko

    映カ!のお絵描きを置きたくて立ち上げたもの。いままで使ってたやつが入らなくなってしまったので…

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 16

    勝手に更新しているやつ

    #映カ
    #狂聡
    madGenius

    Tap to full screen (size:2892x2985).Repost is prohibited
    😂😂💖👏💒💴💘💐☺🙏💖💕💖☺☺☺☺💕🍆💘☺☺☺☺💖💖💘💘💘🍓🍓🍓💖💖❤☺🎤🎤🌂📼💖💖👍☺
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    recommended works

    しんや

    MOURNINGTwitterから再掲
    供養なので、切ったとこも入れてます。
    付き合ってない狂聡。
    鍋を食べて、アルコール誤飲する狂児のお話。
    付き合ってないけど、わりと甘い、はずです。
    自室のドアを開けると、顔の強いおっさんのヤクザが、エプロンをつけて鼻歌を歌いながら白菜を刻んでいた。
    (うわぁ、帰ってしょっぱなから、情報量多すぎや…)
    「おっ、聡実くんお帰り~。バイトお疲れさんやね。もうちょいで鍋できるから、手ぇ洗っといで」
    狂児がいるのは、今日鍋をしようと連絡が来ていたので分かっていた。
    廊下まで出汁のいい匂いがしてきたから、ああ、作っているのだのとも分かっていたのに、実際に目にすると、いつも思考がフリーズする。
    ついでに、捲られたワイシャツの袖口から、『聡実』の文字が覗いているのにも慣れなくて、聡実はそっと目をそらした。
    ただいまと返事をしたらいいのか一瞬迷って、手ぇ洗ってきますとだけ言って、バスルームへ入った。
    (たまにしか見んから、慣れんわ…)
    料理をする狂児も、『聡実』も。そんなもの慣れなくてもいい気もするが。
    洗面台でザーッと手を洗っていると、狂児の鼻歌が再開されていた。
    (珍しい…、洋楽や)
    古い曲だがTVなどで度々使われており、聡実でも知っていた。
    低い声で柔らかく歌われるそれは、耳に心地よい。
    (鼻歌の方がずっと上手いで…)
    狂児が聞けばショックを 8478

    LFjIort6SiZnaMm

    1111狂聡ワンドロワンライ 紅葉 額
    葉枯れのころ 中学最後の秋に修学旅行で東京に行った。
     大阪から東京は想像以上に遠くて、兄が住んでいるのはこんなにも遠い場所なのかと驚いたのを覚えている。スケジュール通り各地の観光名所を巡り、最終日前日の自由時間には流行っているというよく分からない食べ物や飲み物を持って大きな公園に連れて行かれ、女子が写真を撮り続けるのに付き合わされた。と言っても、聡実は邪魔が入らないように周囲を見ながらただ彼女たちを横目にぼーっと風景を眺めてるだけだった。30枚、40枚近く撮影しそろそろ終わりかという頃に動画を撮り始めた。またなん十回とリテイクするのでとっくに胃袋に収まった食べ物のごみと、楽しそうにしている女子にも声をかけて不要なゴミを回収し、近くのゴミ箱へ捨てに行った。人工物と自然のちょうど真ん中のような、計算され管理されている植物たちはちょうど紅葉し始めた季節で、青い空に映えた赤や黄色がとても美しく聡実はスマホを取り出して写真にその風景を収めた。空とビルと紅葉、SNSでよく見るその構図は実際に目にすると確かに写真に撮りたい衝動に駆られるものであった。親と兄に写真を送り、スマホをしまおうと思ったその時、ふと成田狂児のトークを開いて写真を送ろうかと思った。今まで何かを送ろうと思っても言葉が浮かばなくて何度も入力しては消し、あの日以来トークを進められずにいる。ふと、間違ったフリでもすれば良い会話のきっかけになるかなと思ったが、友人に声をかけられて送れないままスマホをカバンにしまった。
    3789

    osakeumauma ちくわ

    REHABILIお寿司に行くハッピーエンドが書きたかったんだよな?文字を書いたの10年以上ぶりです。
    付き合ってんだか付き合ってないんだか言葉にしてないんだろうな…という2人。同衾くらいはしてる。
    関西弁雰囲気なので許してください。
    明け方のファミレス。夜勤を終えて更衣室でスマホを確認すると狂児さんからLINEが入っていた。
    『来週東京行くからお寿司行かへん?』
    妙にリアルタッチの猫が「お願い!」という文字と共に手を合わせているスタンプ付きだった。狂児さんってホンマは暇なんかな?と一瞬思ったけれど、会うたびに濃くなっていく目の下の隈は彼の疲労を読み取るには十分な材料だった。
    『寿司行きたいです。日にち狂児さんに合わせるんで。』
    それだけ返信するとタイムカードを押してファミレスを出た。今日の講義は三限からやから少しは寝れるか。ぼんやりとした頭は霞がかっているようで、早く会いたいなんて思ってしまうから徹夜明けの頭は本当に判断力が鈍るんだろう。春にしてはまだ少し寒い空気、新聞配達のバイク、路地を通り抜けていった黒猫。彼から連絡が来たのは実に3ヶ月ぶりのことだった。この3ヶ月間、僕ばかりが彼のことを想っていたようで悔しくなる。帰宅したら恒例になった500円玉をいつもの缶に入れることも、彼のために置いてある僕にはサイズの大きいスウェットも、刺さりっぱなしの歯ブラシも、灰皿も、僕の家には狂児の気配が濃すぎるように思った。高校三年間のあの日々。何度もトーク画面を開いて『生きてますか?』と打っては消した。僕が知りたかったのは正直に言ってしまえばそれだけだった。僕の何もかもを奪っていった男が今、生きているのか死んでいるのか、それさえ知ることができない自分が如何に子どもなのか思い知らされている気持ちになった。
    2471