ラの夢⚠️『愛ってたぶんこんなかたち』現パロ、同棲。
珍しく早く帰って来れたライオス。うきうきで料理を作って上手くいくんだけど、タイミングが合わず今日は遅くなるねって連絡が来る。一人で食べた方がいいなと思うもののやっぱりあと少しだけ待とう、あと少しだけ……と思って結局恋人が帰ってきたのはそれから二時間後。
鍵の開く音で心が浮き足立って、机の上の冷めた料理が視界に入って、俺は本当にこの人のことが好きなんだなと気づくライオス。
「待っててくれたの!? ごめんね」
って焦るのにも関わらず、無意識に心を許している人だけに見せる溶けそうな笑みで「おかえり」って言ってほしい。慣れない手つきで料理を温め直す姿とか、自分がいなかった時間のこととかを考えて思わず大きな背中に飛びついたら、少しも揺らがず「そんなに腹が減ったのか?」と肝心な所気づいてないといい。ライオスが自分も同じぐらい愛されてると知るのはもう少し先の話。