まどめ140字小説、パネルトラップの部①バルバロス×夕暮れ
今日はやたら赤ぇな、とバルバロスは夕陽に焼かれる空を見上げた。
空のみならず、建物も、木々も、人々も、世界は一様に赤く染まっている。
…自分も今は、あいつと同じ緋髪緋眼に見えるのだろうか。
なんて意味もなく考えながら。
真っ赤な世界の中、夕陽より輝く緋色に手を振った。
②ザガン×思い出
「ザガン様、こちらの跡は…」
「ああ、それは昔バルバロスを吹き飛ばした時に…」
「そっちもバルバロスを…」
「そこはあの馬鹿が…」
ネフィが可愛らしくクスリと笑う。
「お二人はとても仲がいいのですね。」
「本当にやめてくれ。」
早急に全てネフィとの思い出で塗り替えねばならない。
③レイチェル×夏祭り
あぁ、主よ!なんて尊いのでしょう!
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