「あっついなー...。」
「そうだな。」
「ガイさん、一つも汗かいてないじゃないですか。」
「え?かいてるって。首のとことか。」
「そ、そうですか...。」
「ラムネ、美味いか?」
「はい。ほんと何年ぶりに飲んだんだろうって思っちゃいました。」
「そんなに飲んでなかったのか?」
「今売ってるとこ少ないですし、こういう駄菓子屋さんとかでしか見かけなくなっちゃいましたからね...。」
「そうなのか...それはちょっと寂しいな。」
「昔のものが時代が進むにつれて無くなっていく...仕方ないのかもしれませんが。」
「そうだな...だが、あったという事実はなくならないだろ?」
「...え?」
「物事には必ず歴史が存在する。その歴史は引き継いでいこうとする限りなくならない。たとえそれがなくなったって、歴史がある限りそれは続いていく。そうだろ?」
「おおー。さすが歴史をお借りするウルトラマン。」
「俺は先輩たちの力を借りて戦っている。受け継いで戦っているっていったほうがいいかもな。」
「力をお借りしてそれをフュージョンアップして...すごいね。ガイさんは。」
「俺はただ、守るべきものを守っているだけだよ。地球もそうだけど、あめむもな。」
「私?」
「当たり前だろ?ナオミ達ももちろん、あめむもだからな。改めて、あめむ、俺にお前さんを守らせてくれないか?」
「...いいんですか?」
「もちろんだ。」
「ありがとう、ございます。なら、心置きなく守られちゃいますね。」
「ああ。守られててくれ。」