デカラビアの遺書ようやくお前と二人きりになれたな 軍団の奴らもよくやる あの日から今日まで、1日たりとも俺の監視を怠らないとは
え?
まあ、それだけのことを俺がしてやったという話だが…… そら
なんだこれ
遺書だ
遺書!?どうして…
なぁに お前の懐の他には 預ける場所もないからな
なんのつもりか分からないけど受け取れないよ これじゃデカラビアが死ぬみたいじゃないか
相変わらずだな 中身の警戒ならともかく そんな理由で受け取らないとは 情か?
情だよ! 情そのものだよ
まあ お前がそんなだから俺はここにいるわけだが いささか死に敏感すぎるんじゃないか 遺書というから受け取らないなら 万が一のときにお前が見る書置き程度のものと思えば良い 俺は自ら死ぬような馬鹿な真似はしない どんな格好をさせられてもな
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