鍾離がいきなり抱きついて来た
タル「先生どうしたの??」
鍾離「人肌が恋しくてな。凡人になるとこうも脆く弱くなるのだな…」
タル「これが人間だしたまにはこういうこともあるよ先生…ははっ」
鍾離「それもそうだな」
「はぁ、それにしても公子殿とても暖かいな」
タル「それは俺に限ってのことじゃないよ?
鍾離「確かに公子殿の言う通りだ。この世に生を受けて来た生命には確かに温かみがあった。あの頃は今以上に人肌を感じたいと思うことも全くなかったからだろう…凡人で生きる以上この感情とは一生背負うものなんだろうな。」
タル「先生?人肌が恋しくなるのはいいけど、俺のことそろそろ名前で呼んでくれないかな…?」
鍾離「何故だ?公子殿は公子殿だろう。それに公子殿の名前はややこしくて噛みそうだ。」
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