誕生日に金封持ってきたエイトの話「はい、これ。」
「あ?なんだこれ。」
「何って、キミ、誕生日なんだろ?ほら。」
「……。」
目の前に差し出されたのは、『おめでとう』の文字が書かれた金封……。
「お前、正気か?」
「……?」
エイトはキョトンとした表情でこちらを見る。
念の為受け取って中を見ると、1番高い額の札が数枚入っている。
「これで好きな物買えるだろ?」
……コイツはバンカラで最強の男が好きな物が買えないぐらい金に困っていると思っているのだろうか?
「はぁぁぁぁ……これはお前に返す。」
「な、何故だ!?」
「その代わり財布係として1日付き合え。」
「……それなら、まぁ。」
渋々金封をカバンにしまうエイトの腕を掴んで強引に引っ張る。
「よし、まずスメーシー行くぞ!」
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