煉獄さん善の怪盗パロ「A班の方へ行ったぞ!今度こそ逃がすな!」
何だか外が騒がしい…もう十一時なんだけど、まあ良いか、お父様のボディーガードがどうにかするでしょうし
「ふぅ…警察が騒がしいな」
『え?』
声のする方を振り向けばベランダの手すりの上に一人の男が立っていた
身長が高く、金獅子のような髪は毛先だけ赤く染まっている、タキシードのような服は豪華な装飾品が付いているが落ち着いて見えるシックなデザイン、黒の手袋をはめ、仮面を付けていた
「おや?しまったな、ここは寝室だったか…」
『だ…誰か』
少なくとも一般人では無いと思い、人を呼びに行こうとドアノブに手をかけた、しかしドアは開かない
「こら、駄目だろう、俺が捕まってしまう」
『ん、んん』
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