僕と君の穏やかなひととき……からの……? 強い思いが込められた美しく輝く瞳。なんて綺麗なんだろう。その輝きは高名な宝石すらも霞んでしまうくらいに、煌めいていた。僕を……僕だけを見つめるこの瞳がとても眩しく感じる。やはり彼の本質は光だ。闇に囚われた心ですら簡単にするりと解き放つ改めて救いの光。だと……心から思う。
……のだが、それはまた今度言おう。何故だって? それはーー。
「このねこさんオムライス可愛いし美味しそう! ルックもそう思うよね!」
「あぁうん、そうだね……」
僕用の部屋に押し掛けてきた腹ペコでグルメ本に夢中になっていて目を輝かせて僕に同意を求めてくるこの子に言っても……スルーされるからだよ。そんなことされたら…….神経が図太い僕でも流石に心にダメージを受けてしまう。っていうか僕が嫌だ。
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