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    いがこ

    ohmita

    PROGRESSひゃくこいに出す予定の尾鯉 大体3パートになる予定で最初の1パートできたので進捗さらし✋全部書き終えたらチョイチョイ手直しするからとれたての味が読めるのは今だけ!オトク!
    ㍾最終話後おがた生存ifあとまあ細かいところはワイがこれまで書いたとこ読んでもろて
    ひゃくこい用(書きかけ) 勇作の声がしたような気がして振り返る。
     声といえど正確な響きはとうに忘れた。朧げに残っている呼び方や言い方の癖から勇作のように聞こえただけだ。
     あの日はっきりと顔を見たことは覚えているのに、あれ以来鮮明に思い出せない。眼差しや唇の動きの断片がぼんやりと結ばれ、かろうじて勇作の形を作る。
     もう十年も経たぬうちに擦り切れて消えるのだろう。それでも共に過ごした年月の倍以上かかるのだから、思い出はまるで呪いだ。

     幻聴は兆しだったのか、その日の夕から頭痛がし始め、半刻経たぬ間に右目の内から抉るような酷い痛みに変わった。直に治るだろうと高を括っていたのが仇になり、どうにもならなくなってから飲んだ鎮痛剤は効き目が遅い。動くにも動けないが横になって眠れるものでもない。ただ布団の端を握り締めて耐え、時折薄目を開けては今日は来るなと部屋の空白を睨んだ。だが、願えば願うほど、天は嘲笑って嫌がらせをする。
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    a_yousou

    DONE「ピケ、ピケ。ああいうのを『ゆうべは、おたのしみでしたね?』って言うんだよね?」
    「多分そう」
    「どこでそんな言葉を覚えたぁぁぁ!!」
    (あの二匹はわかってなくて使ってるんだろうなぁ)
    「……あのぅ、それってどういう意味なんですか?」
    「…………」(どう答えようか悩んでいる)
    「…………」(夜遊びと一緒の意味だよ?と言いたいがこの場で言うべきか悩んでいる)
    ゆうべは おたのしみでしたね?『ウサギの背肉のローストが用意できないなら今夜は酒とツマミで我慢してやるから何か作って付き合え、後輩』
     等と一人だけ異様に元気な先輩 -ネロが空気を読まずにそんなことを口にしたのは黒竜セオドアとの戦いを終えたその日の夜の事だった。報告や事後処理等もあるのは確かだが、作戦は早朝から始まったとはいえども最前線で戦いを繰り広げた者たちは当然の事、囮役として戦いを広げた皆が魔力も体力も使い果たしている。勿論その日のうちに済ませなければいけない事は済ませてその日はひとまず休息を優先する事となった。
    そして冒頭の言葉である。
     体力には自信があるが流石に今日は休ませて欲しいんだけどネロ先輩? と思いつつも、アイザック自身ここ一ヵ月はずっと忙しなく駆け回っていた為に飲んでいる時間もそして余裕もなかった。
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