パーティ結成は母の慈愛により　放課後を迎えて間もない学園はまだ日が高く、空は綺麗な青色、風も心地よく吹いていました。
　多くの生徒たちがダンジョンへ赴いたり、寮に帰ろうとしたり、転移魔法を使ってどこかに遊びに行こうとしたりと様々な思惑で学園内を行き交う、いつも通りのよくある光景。
　それを、運動場の植え込みに生えている木の上から眺めている、黒髪フェルパーの女の子がおりまして。
「……」
　黒い尻尾をゆらゆらと揺らし、心底興味なさそうな目で生徒たちを眺めていましたが、やがて飽きてしまったのか太い枝の上に寝転がると、風に揺れる新緑の葉を見る作業に戻るのでした。
「…………退屈」
「トゥカちゃん、トゥカちゃーん」
　地上から名前のような言葉を呼ぶ声がして、尻尾がピンと立ちます。

「もしかして本歌か？」
　賑わう中でその言葉は確かに鼓膜を揺らした。
　足を止め、懐かしさすら覚える声に振り返る。それは無垢で離れがたく、しかし確かな強さを併せ持った声。黄金色の髪は陽光に照らされ揺れていて、まるで二人きりの世界だと錯覚するほどだった。
　刀剣男士としての己の写し──恐らく初の姿だろう──を見たのは初めてだったが、在りし日の姿が重なって慈しむような感情に満たされていく。
「そうだよ」
　肯定に国広は嬉しそうに表情を緩ませ、布を僅かに引っ張りながら「ああ」と呟いた。
「噂程度に聞いていたが、本当に会えるなんてな……」
　夢みたいだ、と呟く写しが不覚にも可愛くて、有り体に言えば幼い頃の面影が重なって庇護欲が湧いて。

🍑幼少期設定 及び考察含む幼少期 設定&考察含

宝石商の家の母と金工の父(婿養子)
🍑は双子。忌子として迫害された側。
ほんとならすぐ殺されていたが、母により守られた。母は2人とも大事にしていた。
お揃いの勾玉を与え不幸から守るように祈りつけた。
産後の肥立が悪く不調続く母。家業は母から婿の父へ
殴られ、蔑まれ、残飯で育つ。
母が亡くなったと共に捨てられた。(4歳くらい)
近所の人は可哀想だと思ったが忌子を家には入れられないと見捨てた。
可哀想だと思った人に少し施しを受けることや働くこともあったが忌子が母を殺したと伝えられ、誰も助けてくれなくなる。
その後盗みの一派に気に入られ、獪岳となる。
しばらくは安定していたが仲間が捕まり1人になり、生きるために何ふり構わずようになる。

ないシナリオのメモ②あんにんさん（HO4）
CoC『アルゴーの星船』

地球から幾億光年
静寂が支配する星の海

君達はこの宇宙を旅する探索者だ

未知の惑星の探索と実験を任された精鋭たちだ

何が起きるか、誰にも分からない

しかし、貴方たちはやり遂げなければいけない
このミッションを



＿＿＿＿貴方たちは英雄ではない。

しかし、凡人でもない＿＿＿＿



公開HO
貴方達はこの宇宙船の乗組員だ。



HO1 Puppis
貴方はこの船のコマンダーだ。

HO2 Carina
貴方はこの船のミッションスペシャリストだ。

HO3 Vela
貴方はこの船のパイロットだ。

HO4 Pyxis
貴方はこの船のペイロードスペシャリストだ。

貴方は時々予知夢を見る。
日頃の小さなことから遠い未来の大きなことまで。