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    りま!

    DOODLE雨竜くんが宗戴の和解を見守る話
    続きます

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    •宗雲
    そこそこ戴天のことが既に好き。会える機会があるのなら会いたいし、アピールもしたい。

    •戴天
    宗雲のことは好きだが、それを認めることを自分に許していない。雨竜が宗雲と仲良くしていると不安に駆られる。

    •雨竜
    戴天も宗雲も兄として大好き。本当は2人にも仲良くして欲しいが、過去のことを知らないゆえにどこまで踏み込んでいいか分からない。
    兄達よ和解せよ〜お出掛け編〜「兄さん、日曜日の予定なんですが……」
     スケジュールの擦り合わせが完了し、今日も暑そうですね、なんて雑談をしている折に雨竜が切り出した。戴天は朝食を食べる手を止めて雨竜を見る。今週の日曜日は戴天と雨竜、揃っての休日だ。雨竜が珍しく習い事が夕方からだということで前々から出掛けようという話をしていた。
    「どうしました?」
     なかなか続きを話し出さない雨竜を見つめ、戴天が静かに問いかける。
    「あの、その日なんですが……宗雲さんと出掛けたいんです」
     突如出てきた宗雲の名前に、戴天は危うくカトラリーを落としそうになってぎゅっと手に力を入れる。
    (宗雲とは、あの宗雲?……それ以外に無いでしょう。突然なぜあの人の名前が?)
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