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    お姉さん

    Ikaryaku_BAL

    TRAININGラヴィさんの過去編補完
    前編です続くかはわからない
    ラヴィさんのお姉さんの名前がレッカさん
    前は違う名前を言っていたかもしれませんが今日からレッカさんです。
    或る女レッカは村で一番頭がよかった。
    村のどの子よりも早く文字を覚えて、五つになる頃には家にある子ども向けの本に飽き、父の読む新聞を覗き見ていた。聡明で利発。レッカを褒める大人たちは口を揃えてそう言った。

    レッカは村で一番友達が多かった。
    早熟なレッカが新聞で知った遠くの出来事を話せば、子どもたちは物知りな少女に尊敬の眼差しを向けた。頭の回転が早く、子どもたちのどんな問題も解決してしまう少女を、みんなが慕っていた。他の子より少しだけ体が弱かったものの、レッカの周りにはいつも人が集まっていた。

    レッカには妹がいた。
    妹はレッカと違って平凡な子どもだった。読み書きはもちろん勉強中だし、引っ込み思案な性格で人見知りもした。けれど、レッカは妹が一番大好きだった。妹が熱を出したとき、村のみんながレッカと遊びたがっても、レッカはつきっきりで妹を看病した。体の弱い自分に熱がうつるかもしれないと知っていても、弱った妹を支えたい一心でそばに居続けた。
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    夏月@kzntki0629

    PAST書きたいところだけを書いた誘い受けな村雨さんと(素人)童貞な獅子神さん。
    えっちなお姉さんな村雨さんが書きたかった。
    誘う男 「……お前、なにしてんの」
    風呂から上がると、オレのベッドに腰掛けている村雨がいた。オレが貸したパジャマを着ていたが、下は履いていない……と思う。流石にパンツは履いてると思いたいが、チラッと見えた感じ履いてない気がする。
    オレの視線に気付いたのか、脚を少し広げてきやがるから反射で手に持っていたタオルをぶん投げた。思いの外勢いのついたタオルは村雨の顔面に真っ直ぐ飛んでいった。
    「……おい、何をする。死にたいのか」
    「わ、悪い、つい」
    ずるりと落ちたタオルからは瞳孔を開きながらこちらを睨む顔が見えて、考えるより先に謝罪が口から滑り出た。
    俺の謝罪にひとまずは機嫌が直ったのだろうが、村雨はそれ以上何も言わずにすらりとした白い脚を組んだ。元々あまり外に出ないのだろう、村雨の身体は日に焼けるなんてものとは無縁なようで、体毛が薄いのもそれを顕著にしていた。いっそ不健康なほど白い生脚は、オレにとっては目の毒だ。タチが悪いのは、この男はそれを知りながらこうしているということだ。
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