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    ぎば

    秀二🐻‍❄️

    DOODLE鯉月 現代 フシギバナシ 夏の島
    ゆらぐ 今日も暑いな。だが都心と違ってビルもないし、何より風が気持ちいい。海を見ていると涼しげな気分にもなる。いい場所だ。しかし今日は日差しがすごいな。……ん、あいがと。喉がからからだったから助かる。
     ここに来るまでに、途中で気になる場所があってバスを降りたんだ。だから歩く距離が長くなってしまって。ほら、あの山の麓あたりに少し古い電車が走っているだろう。ここには何度か来ているが電車が走っているとは知らなかった。もしかしてバスよりも本数が少ないということか?だとしたら、滅多に通らないだろうから私が知らなくても仕方ないな。
     いつもどおりバスから外を眺めていたら線路が見えて、それで途中で降ろしてもらったんだ。ふふ、お前が教えてくれなかったら停留所以外でも降ろしてくれるなんて知らなかった。ありがたいことだな。走るバスの中からでは山の麓ということしか分からなかったから、どうやれば線路の近くまで……あるいは駅まで行けるのか分からなかった。バスを降りてとりあえずは来た道を戻りながら麓まで行けないかうろついてみたんだ。そうすると舗装されてないが普段から人が通っていそうな道を見つけて、そこに入ってみた。藪があるわけでもないし視界もはっきりしていたから行っても大丈夫だろうと思ったんだ。私道でもなさそうだったしな。
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    Melusine_Curse

    MOURNING💛💜 全年齢
    ※うさぎバースパロ(活かしきれなかったので妄想で補ってくれる人向け)
    詳しい説明省いてるので、必ず以下元ネタ説明書を一読の上お楽しみください。
    https://www.pixiv.net/artworks/74711300

    卯年万歳!今年もよろしくお願いします🎉

    next→https://poipiku.com/5762087/8112860.html
    まだまだ知らない君のことシュウは構われすぎるのが好きじゃない。
    これは俺がシュウに抱いてる印象のひとつだ。
    嫌い、とまではいかないかもしれないけど、シュウはちょっと構いすぎると誰にも気付かれないくらいそっと一歩引いてしまうところがある。
    気まぐれで捉えどころの難しいシュウは、まるで猫みたいだ。
    俺はどちらかというと構いたがりなところがあるから、ちょっぴり寂しかったりもするけれど。
    シュウとお付き合いを始めて二か月。シュウのことをまた少し知ることができた今も、その印象は変わっていない。
    『ルカ、そろそろ寝ないといけないんじゃない?明日朝早いって言ってたよね』
    「あ~そう。ちょっと用事があってさ…もうそんな時間?」
    寝る前の数十分。ちょっとだけでいい、という俺の我が儘から始まったこの通話は、シュウが嫌にならない程度にという絶妙な周期で続いていた。
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