にこごり
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DONE【ロド】またもや、にこごりさん(@sakurasaku801)のこちらのツイートで書かせていただきました。
いつもありがとうございます!
https://twitter.com/sakurasaku801/status/1776014426145210796?t=iOrBjCa4yfxekaMaTMbHCg&s=19
いとし、いとし不意に感じたその気配に、ゆっくりと瞼を開けた。
大きな窓を覆う遮光カーテンのせいで部屋の中は暗い。目を慣らすように数回瞬きをして、眼の前を見ればそこには穏やかに眠るドラルクとジョンの姿があった。その口元に手を伸ばし規則的な呼吸を確かめると、ベッドを揺らさないように静かに起き上がる。
立ち上がり眠るドラルクに手を伸ばし、起きてないことを確認してその頬を撫でた。サイドテーブルに置いてあったナイフを手にすると、寝室を出て足音を立てないように玄関ホールへと足を向ける。
柱の影に身を潜め気配を消したv。二人、いや三人か。足音と暗闇の中動く影に人数を把握する。近くを通りかかった人影の様子に、侵入者が退治人であることを確信した。
1914大きな窓を覆う遮光カーテンのせいで部屋の中は暗い。目を慣らすように数回瞬きをして、眼の前を見ればそこには穏やかに眠るドラルクとジョンの姿があった。その口元に手を伸ばし規則的な呼吸を確かめると、ベッドを揺らさないように静かに起き上がる。
立ち上がり眠るドラルクに手を伸ばし、起きてないことを確認してその頬を撫でた。サイドテーブルに置いてあったナイフを手にすると、寝室を出て足音を立てないように玄関ホールへと足を向ける。
柱の影に身を潜め気配を消したv。二人、いや三人か。足音と暗闇の中動く影に人数を把握する。近くを通りかかった人影の様子に、侵入者が退治人であることを確信した。
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DONE【ロド】にこごりさん(@sakurasaku801)のこちらのツイートを、ロくん視点で書かせていただきました。
https://twitter.com/sakurasaku801/status/1770223835687858359?t=qMcMPa9uk6dNjHEVVU2nAw&s=19
使用許可ありがとうございました!!
やはりネタがいい!!
ふりふりまわされ『へい!ロナルド君、ヴァリオカートやらなーい?』
勢いよく玄関を開け、タンバリンを鳴らしながら楽しそうに言うドラ公を無視してキーボードを叩く。
いつもなら睨みつけるところだが、今日はそんな余裕は無い。フクマさんにカラッと揚げられるか、ロナル子まで四時間しかないんだ。今回ばかりはマジで久々に構ってる暇はない。
パチパチとキーボードを叩き続けていると、タンバリンの音がやみ机の向こうにドラ公が立つのが分かった。諦めた……わけではねぇだろうな。コイツがそんな簡単に俺の邪魔するのを止めるわけねえし。でもここで顔上げたり手を止めたりしたら負けだ。隙を見せたらコイツは直ぐにからかってくる。マジで時間ねぇんだ。かまってられるか。
2160勢いよく玄関を開け、タンバリンを鳴らしながら楽しそうに言うドラ公を無視してキーボードを叩く。
いつもなら睨みつけるところだが、今日はそんな余裕は無い。フクマさんにカラッと揚げられるか、ロナル子まで四時間しかないんだ。今回ばかりはマジで久々に構ってる暇はない。
パチパチとキーボードを叩き続けていると、タンバリンの音がやみ机の向こうにドラ公が立つのが分かった。諦めた……わけではねぇだろうな。コイツがそんな簡単に俺の邪魔するのを止めるわけねえし。でもここで顔上げたり手を止めたりしたら負けだ。隙を見せたらコイツは直ぐにからかってくる。マジで時間ねぇんだ。かまってられるか。
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DONE【ロド】にこごりさんのネタに、少し肉付けをしてみました。
使用許可ありがとうございました!!
https://twitter.com/sakurasaku801/status/1772200630637224146?t=T3_xgxxTsqEv6qzFpiQFhg&s=19
恋のツイスター「ロナルドさん!俺と勝負してください!」
太陽が沈み、一時間ほど経った頃。
ロナルド吸血鬼退治事務所の扉が勢いよく開き、大声がこだます。事務所の机に座り、さてそろそろギルドに顔を出そうかと考えていたロナルドは顔を上げてそちらを見ればニヤリと笑った。
そこには、三ヶ月ほど前にシンヨコに来た新人退治人の姿。
「おー、そろそろ来るかなーと思ってたわ。ちょっと待ってろ」
立ち上がり居住スペースへの玄関を開けると「おーい、ドラ公。ちょっと来いよ」と中へと声をかける。
『何だね。出かけるのか?今日は私は行かないぞ?』
「違ぇよ。いいからこっち来いって」
キッチンでジョンと料理をしていたドラルクは、エプロン姿のまま事務所へと顔を出す。そして入口に立つ若い退治人の姿を認めるや、おや、と声を上げた。
2505太陽が沈み、一時間ほど経った頃。
ロナルド吸血鬼退治事務所の扉が勢いよく開き、大声がこだます。事務所の机に座り、さてそろそろギルドに顔を出そうかと考えていたロナルドは顔を上げてそちらを見ればニヤリと笑った。
そこには、三ヶ月ほど前にシンヨコに来た新人退治人の姿。
「おー、そろそろ来るかなーと思ってたわ。ちょっと待ってろ」
立ち上がり居住スペースへの玄関を開けると「おーい、ドラ公。ちょっと来いよ」と中へと声をかける。
『何だね。出かけるのか?今日は私は行かないぞ?』
「違ぇよ。いいからこっち来いって」
キッチンでジョンと料理をしていたドラルクは、エプロン姿のまま事務所へと顔を出す。そして入口に立つ若い退治人の姿を認めるや、おや、と声を上げた。
yagami8wa
DONEにこごりさん(@sakurasaku801)のツイート(https://x.com/sakurasaku801/status/1703254525791146056?s=20)を元に描かせていただいた30年後ロド+mfrdの漫画です。掲載展示了承済み。 5
tiplouf
INFO【7/30 新刊】燐ニキ前提 ニキぬい敗北アンソロジー『んぃの恋路は前途多難!? ~学園パロディー編~』寄稿分のサンプルになります
小学生のにきぬいと小学生の燐音くんと中学生のニキとPTAのにきぬいが出てきます
東5ホール テ47ab んぃのにこごり
かっこいい小学生の燐音くんぃ♡小学生のにきぬい
帰りの会を終え、教師と生徒が元気よく「さようなら」と挨拶を済ませた放課後。
「今日俺っちと缶蹴りしたい人~!」
黄色い帽子を前後ろ逆に被り、勢いよく黒いランドセルを背負った赤い髪の少年。クラスの中では目立つ長身、いかにも成長期である事をアピールするかのように卒業間際の六年生であるにも関わらず上履きは同級生からは浮いている白さ、そしてその白の上にはしっかりと色褪せていない黒で左足に『天城』右足に『りん音』と記名されている。
「うさぎ小屋当番だからいけねーや」
「おれチャリで行く」
「あたしピアノの日だから途中で抜けるね」
「んぃ~」
「……っしゃ、それじゃ準備できた奴から夢ノ咲グラウンドに集合なァ!」
1897帰りの会を終え、教師と生徒が元気よく「さようなら」と挨拶を済ませた放課後。
「今日俺っちと缶蹴りしたい人~!」
黄色い帽子を前後ろ逆に被り、勢いよく黒いランドセルを背負った赤い髪の少年。クラスの中では目立つ長身、いかにも成長期である事をアピールするかのように卒業間際の六年生であるにも関わらず上履きは同級生からは浮いている白さ、そしてその白の上にはしっかりと色褪せていない黒で左足に『天城』右足に『りん音』と記名されている。
「うさぎ小屋当番だからいけねーや」
「おれチャリで行く」
「あたしピアノの日だから途中で抜けるね」
「んぃ~」
「……っしゃ、それじゃ準備できた奴から夢ノ咲グラウンドに集合なァ!」