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    みか

    tang_brmy

    PAST⚠️パソスト公開前に書いたので公式の設定と齟齬があります

    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25044306 の続きのふたりのおはなしというか、起承転結の起に当たるはなし。
    なので、衣都ちゃんが出て来ない吏衣都です。出て来るのは吏来さんとミカさんだけ。
    「その日」に思いを巡らす吏来さんを捏造しました。
    on that day「あら、吏来。いらっしゃい」
    「お疲れ」
     勝手知ったる何とやら。ジム帰りにAporiaに寄った吏来は、案内されるより先にカウンターの隅の席に腰を下ろす。
    「いつもの?」
    「うん、お願い」
     おしぼりを手渡しながらオーダーを確認したミカが、何かにあてられたように目を細めた。
    「機嫌がよさそうね」
    「わかる?」
    「それはもう。詳しく教えて……と言いたいところだけど、聞くまでもなくお嬢のことなんでしょ」
     首を横に振って肩をすくめるミカに、吏来は口の端を上げて答えとする。
    (お嬢のこと貰う約束した――とは、流石に言えないよな)
     たとえ親友と言えど、衣都を良く知る相手に詳しい話をするつもりはない。ただ、彼女とうまく行っているのが伝わればいいと、曖昧に濁す。ミカもその辺りの機微には聡いので、それ以上は何も聞かずに笑って、吏来の酒を作り始めた。
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    annintouf

    DONEパーバソワンドロライ
    2025.08.24 「地獄耳」「オノマトペ」

    画像投稿に手間取ってたら30分くらいオーバーした、遺憾の意 みかんのみ

    R18シーン極限まで削ったので全年齢の範疇の、はず!
    オナバレする船長の話
    これって両片思いなのか成立済みなのかでルート分岐変わるよねドバイの夜。
    男三人に割り当てられた一部屋。

    ジナコによって手配されたホテルは昼間は穏やかな午後の光が差し込み、夜は満点の星空が降り注ぐ何とも贅沢な部屋だった。窓際に置かれた2台のシングルベッドは清潔な白いリネンに包まれ、ひとつひとつに浅めのボルスタークッションが横たわり、スタイリッシュで落ち着いた雰囲気を醸し出している。

    ベッドの間にはサイドテーブルがあり、そこには小さなランプとホテルの案内やミニバーのメニューが整然と置かれている。昼間に出会ったアンドロイドの店の割引券も置いてある。明日はここに行ってみようか、と三人で約束をした。

    ベッドのヘッドボードは木や布地を用いた温かみあるデザインで、全体に落ち着いた色調が広がっている。室内には簡易デスクと椅子があり、ルームサービスを取ってゆっくりするにもぴったりのスペースが備え付けられており、現代的な利便性も兼ね備えている。
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