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    歯みがき

    DONE苦労人マスとフィッシュボーンケチャによるドタバタラブコメなマスケチャ🌭🍅。こんなにも儚くない人魚がいて良いのだろうか。そしてフィッシュボーンになってからの方が短いってどういうこと。
    オレのシリウス星人 暗い部屋にデスクライトが煌々と光り、まろい頭を照らしている。人も街も眠りつき、カリカリとスチールが紙を削る音だけが響いている。

    「ケチャップ、寝るぞ」
    「……うん」

     返事はしたものの視線は机上から動かない。時計の針は真上をとうに過ぎてしまっているが、まだ眠る気は無いようだ。
     地上に出て数年。今では、同じ家で暮らしている。『同棲』という面映い響きにも慣れ、お互いに仕事やプライベートでの付き合いでのすれ違いや喧嘩もしてきたが、今のところ特に大きな問題は起こっていない。そんな日々を過ごしているとパートナーのあらゆる顔を知ることになるのだ。そう、今まさにケチャップのその一端が顔を出している。
     諦念や怠惰といったものは彼を取り巻く環境によるものであって、ケチャップはもともと好奇心旺盛で物事を突き詰める研究者としての気質がある。今回は何を追い求めているのか。ここ数ヶ月、仕事から帰ると寝食も忘れて小難しい資料とにらめっこしている。
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    箱の裏

    PROGRESS時間軸は最終回くらいのオニキド 試しで序盤だけ載せてあります
    名前はヒーローネームのままにしてあります
    △注意! 二人の家族、職業など完全に捏造、オリジナルキャラクターも出てくる私による私のための妄想小説です
    そういうパロと思って読める方だけお読みください
    少年よ、「あんた、誰?」


     暫く仕事で忙しくして久方ぶりの逢瀬の最中、突然青ざめてベッドを飛び出していった恋人に、オニマーが言われた台詞である。
     キドウは裸のまま追い詰められた洗面所の隅で戦意よりも不安が勝った声でそう言い、次いで鏡に映った自分の顔を見て「えっ」と口に出した。まるでそこに見覚えが無い誰かが映ってでもいるかのように。

     結論、キドウは現在精神年齢だけが16歳に退行している――否、この場合は16歳以降の記憶が抜け落ちていると言うべきだろうか?なんにせよ、自分のヒーローネームも、エンデヴァー事務所のことも、共に暮らす恋人のことも一切覚えが無いということらしい。


     おふざけにしては度が過ぎているその態度に自らも面食らい、また困惑しながらもそこまでを聞き出したオニマーは、ペットボトルから茶を注ぎながら、ソファに座らせたキドウを肩越しに覗き見た。
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    noa_yuzuri

    MEMO佐野菜見展 2/23 トークショー簡易レポめも&感想
    (Thoughts on the 2/23 Sanonami Talk Event)
    忘れないうちに、一番衝撃的だったことだけでもメモとして残しておこうと思う。
    「レポ」としていますが、内容としてはほぼ、トークショーを受けての私的な作品への感想です。

    ※あくまで私個人の浅い記憶と解釈によるものが大きいので、ご留意ください。
    (※演出・作画・音楽面・演技の部分については今後追記、または別記事予定)
    ※ English Translation Available
    佐野菜見展 2025/2/23 トークショー簡易レポめも&感想━━━━━━━━━━━━━━━
    まず、私にとって今回のトークショーで最大の衝撃発言は、

    「夫妻はいつ、二人が双子であることに気づいていたのか?」というお話。

    ここで早速いきなりネタバレになるのだけど――

    夫妻が二人であることに気づいたタイミングについて、疑問に思って佐野菜見先生本人に尋ねたところ、なんと先生は


    「8話でダリがパパの肩たたきをするシーン」

    だと仰っていたそう。

    「肩たたきのシーンで違和感を覚え、二人が双子だと気づいたのではないか」そして「察したパパがママに相談したのではないか」という流れ。

    ━━━━━━━━━━━━━━━

    個人的には「夫妻はもっと早い段階で二人が双子であることに気づいていた」と考えていたので、想像とは違っていた。
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