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    らしか

    kirche_is_dcst

    DOODLEいとさんのツイートのやつが可愛らしかったので勝手に書いて捧げたゲの宝物のお話。 ……俺には、誰にも内緒の宝物がある。
    たとえば静かな休日の昼下がり。
    たとえばあたたかいベッドの中。
    ゆったりとそれぞれの時間を過ごしながら、ふいに呼びかけた時の、どこかあまくやわらかな声音で紡がれる返事が、とても好きだ。
    「 ……ん?どうした?」
    声のやさしさが。向けられる視線のやわらかさが。それだけで、たまらなくしあわせで。
    幸福感が胸を満たす。
     ……ああ、すきだ。
    他人から見たら、気付きもしないかもしれない、本当に些細なことだけど。
    そんなささやかなしぐさひとつが、1000年輝く星よりもいとしいたからもの。

    「 千空ちゃん」
    隣の体温に呼びかけると、もぞもぞと身じろぎする気配があって。
    ややして、寝返りを打つようにしてこちらを振り返った。注がれる視線は、篝火のようにあたたかい。
    「 ……ん?なんだ?……まだ2時じゃねぇか。眠れねぇのか?……しょうがねぇなあ」
    口調だけは、少し呆れたように。
    けれど、向けられる表情はどこまでもやわらかくて、……自惚れるなら、いとおしげだった。
    言葉と同時に、腕が伸びてきて。
    すっかり逞しくなった胸に、抱き込まれる。
    そのまま、ポンポン、とあや 740