『花見』　カナン島レイドは旬の参加により全員死亡せずに事なきを終えた。リューは自国に帰国した後、水篠旬という男が気になっていた。何度も顎に手を添えながらレイジに調べさせ家族関係などを聞いたり、ハンターになった理由やゲートクリア回数…レイジも最初の頃は何か情報が欲しいのかと思っていたが、最近調べて欲しい事がハンターとしてではなくなってきた。
好きな食べ物、嫌いな物、よく行く場所、普段何をしているのか…。旬に関しての内面を聞いてくるばかりになり、レイジは今日の報告で聞いて見る事にしたのだ。
「リューさん、一つ聞いても？」
「なんだ、手短にしろ」
「先ほどから水篠旬に関してばかり聞いてきますが…」
「情報収集だ、それ以外は無い」

たまには顔見せろってうるさいから
実家に泊まりにきたけど　オヤジと姉ちゃん達の
騒がしい声　懐かしいな
会社から直帰したからスーツのままだった
適当に着替えるか…

「ライト帰って来てるんだってー！？」

ドバァンと音を立てて姉1が乱入してきた

「開ける前にノックしろっつってんだろアホシーザー！！」

「お前…どうしたんだそのアザ　いじめに合ってるとか？」

「違うって！これはその…今の彼氏が…」

ハルの野郎　実家に帰るって話したら
念入りにキスマーク増やしやがった！

「みんなー！！ちょっと集合——！！！」

「呼ぶな————！！！！」




「エッグい数ですわね…いいご趣味ですこと」

「下半身にもあるんでしょ？脱がしちゃえ」

「やめろってバーニス！見てないで止めてくれよパイパー」