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    アイス

    akaakine2

    TRAININGオモリボーイとアイスクリームのはなし。
    毎週オモボ小説のやつ。
    アイスクリームは楽しくないずっと、憧れていたんだ。



    「……あ」

    けたたましい音とギラギラ七色に光るライトを見にまとったアイスクリームトラックは向こうへ行ってしまった。ドップラー効果で変わる音色はオモリボーイの鼓膜を揺らす。窓から外を眺めていた彼は、小さな吐息を漏らしてそっと窓枠から手を離した。
    窓枠の下ではニャーゴがちろちろと腹を舐めていた。こちらを見ることもなく、ただちろちろと、ちろちろと。けれどオモリボーイは何もすることがなかったので、ただそれを空っぽの頭で見ていた。

    いつまでそうしていたのかよく分からない。そうやって空っぽのままでいられることが、オモリボーイは得意だった。いい意味でも、悪い意味でも。ニャーゴはすっかりオモリボーイに興味を無くして(いいや、きっとハナから興味などなかったのだろう)定位置であるブランケットの上で眠っていた。ここに時間なんて邪魔なものはないから、オモリボーイは自分がどれくらいの間空っぽでいたのか分からなかった。でも、多分、アイスクリームトラックが通り過ぎる前からずうっと空っぽで何も無いのだろうと、なんとなく理解していた。何せ、考える時間は邪魔なくらいあるから。
    1990

    redtomato_pizza

    DOODLEアズフロwebオンリー開催おめでとうございます!
    新作フラペチーノを飲むアズフロのお話です。

    余談ですが、何がとは言いませんが、ライトアイス・抹茶ベース多め・ライトシロップがすごく美味しかったです。
    抹茶好き、濃厚ミルクが好きな方はお試しあれ。(それはフラペチーノではなくラテですが笑)

    パスは共通パスです。良いお年を!
    「ふう……。これで全部ですかね。」
    アズールはスマホと睨めっこをしながら、そう呟いていた。

    今日はモストロ・ラウンジの買い出しの日。
    アズールとフロイドはそのために街に繰り出していた。
    そして、スマホに買い物のメモをしていたのだ。

    買い物を達成していく度に、メモを一つ一つ消していく。

    そして、とうとう最後の一つを消し去った時。
    「いっぱい買ったねー」
    アズールの荷物持ちに同行させられていたフロイドは、そう言いながら笑っていた。

    いつもだったら、彼の片割れも同行するところだったが、生憎本日の彼は部活であった。
    だから、今日の同行者は彼一人。

    しかし、買う量はいつもと変わらない分、彼はいつもの倍の量の荷物を持っていた。

    今日は機嫌がいいため笑ってはいるが、一気に買った荷物の量は相当に重いはずだ。
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