アルコール依存症
misotsugai
DOODLE現パロ晴道。記憶を持たずに現代に生まれたものの前世の出来事を夢に見てしまうストレスで酒に依存してしまった道満。
※現実のアルコール依存症における症状とは詳細が異なります。また依存症を助長する意図は一切ございません。
酔いがさめたら その日、道満の体調はすこぶる悪かった。嘔気、倦怠感、出たり止まったりを繰り返すしゃっくり。立ち上がれば目眩がして、まっすぐ歩くこともかなわない。
仕事は休職中なこともあり、部屋にこもりきりでベッドの上で死んだように横たわっていた。
原因は十中八九、テーブル上に散乱している酒瓶や缶の類だ。ビールに始まりストロング系のチューハイ、日本酒、焼酎。床に無造作に置かれている資源ごみの回収袋の中身も、これら酒類の空き瓶や空き缶がほとんどである。
休職するにあたって診断書が必要だというため渋々行った病院で、アルコール依存症と診断を受けてからおおよそひと月が経つ。治療のために週に一度は来いと医師に言われているが、道満は病院の予約をすっぽかし続けていた。
2305仕事は休職中なこともあり、部屋にこもりきりでベッドの上で死んだように横たわっていた。
原因は十中八九、テーブル上に散乱している酒瓶や缶の類だ。ビールに始まりストロング系のチューハイ、日本酒、焼酎。床に無造作に置かれている資源ごみの回収袋の中身も、これら酒類の空き瓶や空き缶がほとんどである。
休職するにあたって診断書が必要だというため渋々行った病院で、アルコール依存症と診断を受けてからおおよそひと月が経つ。治療のために週に一度は来いと医師に言われているが、道満は病院の予約をすっぽかし続けていた。
まいか
MAIKINGこの出会いはきっと一生の縁。ざっくりとここに出てくる2人の説明。
プロモちゃん
22歳。この時は14歳。9歳の時に父が亡くなってしまい母はアルコール依存症、姉もいたが既に一人暮らしをしていた。
インクリングのガール。
デュアルスイーパーちゃん
謎多き22歳。当時14歳。後に鮭畜となる。インクリングのガール。
脱出、そして遭逢「なんとかここまで来れた…」
自分が文字を読むのが好きでよかったと心の底から思う。
広報にハイカラシティの開発が進んでいると書かれていたのを思い出したのだ。
「一人やけど…まあ祝ってもらえないよりかはマシか」
開発が進むハイカラシティの片隅で一人寂しく笑う。
「うち、14歳おめでとう」
時刻は12月2日の0時を回った頃。一人で誕生日を祝っていたその時だった。
「うおっ、おねーちゃんそんなとこで何してんの」
「…誰ですか」
突然話しかけて来たインクリングらしきヒトを思わず睨みつけてしまう。
「わあ警戒心むき出し。アタシはデュアルスイーパー。まあデュアルちゃんとでも呼んでよ」
「…」
「そんな黙り込まなくてもいーじゃん、ほらほら名前教えな」
852自分が文字を読むのが好きでよかったと心の底から思う。
広報にハイカラシティの開発が進んでいると書かれていたのを思い出したのだ。
「一人やけど…まあ祝ってもらえないよりかはマシか」
開発が進むハイカラシティの片隅で一人寂しく笑う。
「うち、14歳おめでとう」
時刻は12月2日の0時を回った頃。一人で誕生日を祝っていたその時だった。
「うおっ、おねーちゃんそんなとこで何してんの」
「…誰ですか」
突然話しかけて来たインクリングらしきヒトを思わず睨みつけてしまう。
「わあ警戒心むき出し。アタシはデュアルスイーパー。まあデュアルちゃんとでも呼んでよ」
「…」
「そんな黙り込まなくてもいーじゃん、ほらほら名前教えな」