キムチ鍋
shidu_k13
DOODLEキムチ鍋食べたい。さん(@Tabetai_Nabe )との共作です❤️カウントダウン、恋人距離まで「黒子、手を繋いでもいい?少しでもいいから」
「えっ……っと……だめでは、ないですけど」
周囲は二人だけで誰もおらず、今は夜だから遠目からでもわかりにくいだろうし、少しならば───そう自分に言い聞かせた黒子は数秒後後悔することになる。
**
黒子テツヤは中学時代からの友人からアタックされている最中であった。もちろん、好きだとか恋だとかそういう類のアタックである。お相手はあの赤司征十郎であった。
社会人となった今も赤司とは連絡を取り合う中だった。元気にしているか、変わりはないかと連絡をくれる彼に、本当に面倒見のいい人だと思っていたのは今となっては彼の想いに全く気が付かなかった自分を哀れんだものである。
6491「えっ……っと……だめでは、ないですけど」
周囲は二人だけで誰もおらず、今は夜だから遠目からでもわかりにくいだろうし、少しならば───そう自分に言い聞かせた黒子は数秒後後悔することになる。
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黒子テツヤは中学時代からの友人からアタックされている最中であった。もちろん、好きだとか恋だとかそういう類のアタックである。お相手はあの赤司征十郎であった。
社会人となった今も赤司とは連絡を取り合う中だった。元気にしているか、変わりはないかと連絡をくれる彼に、本当に面倒見のいい人だと思っていたのは今となっては彼の想いに全く気が付かなかった自分を哀れんだものである。
KaimenSponge
DOODLEさんむそ現パロ 徐庶と馬岱の食べ歩きシリーズ駅で待ち合わせて帰るとかあると思う。雪がちらつく寒さなのでキムチ鍋かなんかでしょう。
岱ちゃが持っているのは実家のグッズ、元直のもそうです。
kmchi78
DONE2023/12/17 Dozen Rose FES.2023内で開催される、旭郁オンリー『朝昼幾夜重ねても♡DR2023』に参加しますスペース:南1ホール エ49b きむち鍋
「友達と恋人になる100の方法」
文庫サイズ・フランス製本/64P/500円(イベント頒布価格)
両思いからはじまる大学生旭郁
恋人になりたい旭と友達が減るのが嫌だから恋人になりたくない郁弥による三ヶ月の茶番劇
友達と恋人になる100の方/『朝昼幾夜重ねても♡DR2023』新刊サンプル 合同練習終わりの帰り道、珍しく郁弥と二人きりになった。他愛のない話をしながらいつもより少しゆっくりと歩いて最寄り駅まで向かう。帰宅ラッシュの時間ではないものの、それなりに人通りの多い道だからわざとペースを落としていても気づきにくいはずだ。
普段通りに歩けばちょうど電車の到着時刻に間に合い、すぐに別れることになる。その前に話がしたかった。
(中略)
意味が分からないんだけど? とでも言いたげな不信感のにじむ視線をまっすぐに捉えてから口を開く。
「郁弥のことが好きだ。俺と付き合ってほしい」
ポカンと軽く口を開けた間抜け面すら、可愛いと思えてしまうから重症だ。
ずっと友達だと思ってた。いまも表面上はそうしてるけど本当は違う感情を抱いてしまっている。
1579普段通りに歩けばちょうど電車の到着時刻に間に合い、すぐに別れることになる。その前に話がしたかった。
(中略)
意味が分からないんだけど? とでも言いたげな不信感のにじむ視線をまっすぐに捉えてから口を開く。
「郁弥のことが好きだ。俺と付き合ってほしい」
ポカンと軽く口を開けた間抜け面すら、可愛いと思えてしまうから重症だ。
ずっと友達だと思ってた。いまも表面上はそうしてるけど本当は違う感情を抱いてしまっている。
ろまん
DONE【TrutH】高校卒業後、一人暮らしを始めた橙真の部屋に入り浸るひゅーいの話です。熱帯夜にキムチ鍋を食べたりしてわいわいしてます。ジュブナイル・ナイト 熱気漂う夏の夜。橙真が住むアパートを訪ねた僕は、酷く混乱していた。網戸から入り込む生温い夜風を浴びながら、ぽつりと零す。
「鍋……?」
「ああ」
「こ、こんな暑いのに……?」
部屋の真ん中にある座卓の上には、大きな土鍋が置かれていた。しかも、中身は真っ赤だ。ぎょっとして橙真――もといシェフを伺うと、彼は「キムチ鍋だぞ」と満足気に告げた。繰り返すが、本日は熱帯夜。熱帯夜だ。
……よりによって今日、キムチ鍋を食べようと思う? これってチュッピのトレンド? それとも橙真がちょっとヤバい?
次々と浮かぶ疑問を黙ったままでいると、橙真が眉を寄せた。
「何か文句でもあるのか?」
「ない。ないです」
橙真はよし、と頷くと、賑やかしに点けていたテレビを消した。鍋がぐつぐつと煮立つ音が部屋に広がる。僕達は向かい合うと、手を合わせた。
1901「鍋……?」
「ああ」
「こ、こんな暑いのに……?」
部屋の真ん中にある座卓の上には、大きな土鍋が置かれていた。しかも、中身は真っ赤だ。ぎょっとして橙真――もといシェフを伺うと、彼は「キムチ鍋だぞ」と満足気に告げた。繰り返すが、本日は熱帯夜。熱帯夜だ。
……よりによって今日、キムチ鍋を食べようと思う? これってチュッピのトレンド? それとも橙真がちょっとヤバい?
次々と浮かぶ疑問を黙ったままでいると、橙真が眉を寄せた。
「何か文句でもあるのか?」
「ない。ないです」
橙真はよし、と頷くと、賑やかしに点けていたテレビを消した。鍋がぐつぐつと煮立つ音が部屋に広がる。僕達は向かい合うと、手を合わせた。