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    タイル

    nonono94rd

    PROGRESSすみません、まだ途中です。オンリー中に文章増やしていくスタイルで……最悪ですみません
    書けたとしても全年齢部分だけなので誰でも読めます。サークルカットすけべ詐欺すみません。後日、若い姿に変身したロナ(中身はおじさん)×ドラ(見た目中身おじさん)のすけべパートを追加してpixiv、ギャレリアに投稿します。
    うっかりで吸血鬼化させてしまった30年後ロナドラ(仮題) それは本当にいつも通りの日だった。
     まではいつも通りの日だった。
     
    「痛ッ! お前なぁ、強く噛みす――」
    「ロナルド君っ……っ! あ、あっ……」

     週に数回、ドラルクは俺のことを吸血している。もちろん合意の上でだ。この習慣は俺たちが付き合い始める少し前から始まって、今も週に一度か二度は必ず機会を設けていた。
     恒常的に俺のことを噛むようになる前は人間を噛んだことがほとんど無かったようで、噛むのが下手としか言いようがなかったドラルクも今では上手に吸血できるようになった。そんなドラルクが痛く噛むようなことはとても久しぶりだったので俺はびっくりして思わず声をあげた。
     何があったのかとドラルクのことを見ると、彼はブルブルと震えていて尋常ではない様子だった。黒目がひょこひょこと動き、めったにかかない汗が滲んでいる。強めに噛んでしまったことに対する反応だとは思えなかった。それよりももっと大変なことをしでかしてしまったような、可哀想な様子に俺はさすがに深く心配して声をかけた。
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    16natuki_mirm

    DONE2023年6月3日に開催されたイルアズオンリーイベントで配布した無料配布「Happy Birthday From You」(前半)および、その続編となる11日開催のWebアフター用のネップリ「世界でひとつの」をおまとめ便で。
    イベント終了したのでパスワード解除しました。
    【イルアズ】Happy Birthday From You/世界でひとつの 降魔の儀なんて、そうそう毎年やるものでもない。
     手間も費用も掛かるし、まあ、身も蓋もなく言ってしまえば「贈り物を持ってこい」という企画である。嫌なら参加しないのが悪魔という生き物なので、人生に一度なら、記念だし、と集まってくれるだろうが、二度三度と重なれば誰も来なくなるだろう。それが魔界標準である。
     アリスもご多分に漏れず、そう考えていた。だから。
    「私の降魔の儀は去年行ったではないですか」
     今年はやりませんよ、と当たり前のように入間に告げた。
     ら。
    「………………エッ?!」
     嘘でしょ、という顔をされた。
     アリスの脳裏に、去年の今頃の記憶が過る。入間に、降魔の儀は幼少の頃に済ませたから、もうやりませんよと告げたら、全く同じ顔をされたのだ。それでアリスは大慌てで降魔の儀の手配をして、それはそれは盛大な儀式を行った。入間のそれよりは一回り小規模に、けれど、クラスメイト全員を招待して、開場もかなりの格の所を借りた。そしてその結果、集まってくれたクラスメイト達に散々揶揄われたのだ、「イルマくんの期待に応える為だけに、こんな盛大な儀式をしたのか」と。
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