四季送りはみんな弄りがいがあって可愛いって話絵文字にハートはちびっこ達。


🌸｢なんでまた榊をからかうようなことをしたんだ…それで大変なのは俺たちなんだぞ｣
❄️｢いやぁ〜友チョコという物を渡しただけなんですけどね？まさかあんな風になるとは〜｣
🌸｢なると思ってあんな言い方をしたんだろう｣
❄️｢ふふ、分かっちゃいます？だって、死にたいって言いながらも一彩に殺されているのを律儀に待っていたり、好きなのに一緒に居たくないと祝から距離を置いたり。健気で可愛いじゃないですか？｣
🌸｢その結果本人が出勤せず3日目なんだが？｣
❄️｢次はどれくらいで見つかりますかねぇ〜？｣



🌸｢暁月、また一ノ瀬を茶化したな？｣
❄️｢いやですね〜。バレンタインなのでチョコをあげただけですよ？｣

ときせ〜楽しい解剖見学(現パロ)都内某所。清之介は自身の医院の診察室で患者のカルテを整理していた。その正確無比な筆跡が、無機質な書類の列に淡々と並んでいく。しかし、その日常の静寂を破り、裏口に続く扉のノック音が辺りに響いた。

嫌な予感がした。清之介は眉をひそめながら無言で扉を開けると、そこには綱彌代時灘が立っていた。彼はネイビーのシャツと黒いスーツで身を包み、いつものうっそりとした笑みで清之介に話しかけた。

「こんばんは、山田院長。少々、医学の助力をお願いしたいのだが」

「何度も言っていますが、アポイントメントはしっかりしてください」

「急なことでね、うっかり忘れていたんだ。まあそういうなよ、私と君の仲だろう？」

機嫌のいい声音は、それ以上に不穏な響きを含んでいた。清之介は目線を下げ、時灘の背後に隠された長布の包みに気付く。