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    チャンピオン

    紫蘭(シラン)

    DONEグルアオです。
    ちゃんと年上彼氏として振る舞うgr氏と、チャンピオンとしてのプレッシャーを感じるaoちゃんを書きたかったので。
    元プロアスリートだったので、周りの期待に押しつぶされそうな状態になっていそうと察してくれそうだなと。
    で直接聞いても大丈夫としか言わないから、遠回しにフォローしそうだなと。
    私が私でいられる場所/グルアオ「チャンピオン、今日もお疲れ様です!」

    「ちっちゃいのに頑張ってるのねー。
    応援しているわよ、チャンピオンさん」

    「あなた、もしかしてチャンピオンのアオイさん!?
    ボウルジムでのジム戦、近くで見てたんですよ。
    あの時のあなたがチャンピオンになるなんて…!あの戦い以来ファンなんです!」

    「しっかし君がチャンピオンランクだなんてって最初は思ったけれど、戦ってみると実感したよ。
    本当に強い。流石はチャンピオンだ」

    いろんな人が私をチャンピオンだ、すごいと言ってくれる。
    それはネモと対等なライバルになるため がむしゃらに頑張った結果、得られたものだから嬉しい。
    嬉しいのだけれど、行く先々でこうも長い間チャンピオン チャンピオンと言われ続けていると…正直しんどいと感じてしまうことがある。
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    わたあめかんな

    DONEポケモンSV:タクシードライバーのマサトシ→アオイ←アオキ(モブアオイ/アオアオ)
    ※アオイがチャンピオンになりアオキと三回戦済
    アオイちゃんの一部になりたいマサトシおじさんVS大人として阻止したいアオキさん リーグの扉からアオイが外に出ると、空は夕焼け色に染まっていた。日が暮れる最中急いで坂道を下りていくと、道端に立っているタクシードライバーの男が手を振って挨拶をしてくる。

    「おーい。今帰りなのかい?」

     アオイは男に何度も会ったことがあり、初めて会った時にはポケモン勝負を挑まれたがその強さは並々ならぬものだった。男の手持ちが6体揃っていたら負けていたかもしれない、とあの時リーグに挑戦するため準備万端で挑んだにも関わらず苦戦を強いられたアオイは彼に一目を置いていた。

    「はい、今日はリーグでの会議だったんです」
    「まだ学生なのに仕事だなんてきみは偉いね。おじさんが寮まで送っていってあげようか?」

     傍らにはそらとぶタクシーの白いゴンドラが置かれ、その上には複数のイキリンコたちが羽を伸ばしている。恐らく彼はリーグを利用する来訪者や職員相手に客を取るためにいつも此処に居るのだろうな、とアオイは思った。彼の手持ちポケモンたちが強いのは数々のリーグ挑戦者たちと戦ってきたからだろうか。そう考えると、彼こそがリーグの第一関門とも言えるのかもしれない。
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