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    ナオ

    はなだ けい

    DONEお付き合いしてるヴィクと司令ちゃん。
    ヴィク→(→→→→→)←←←←←←司令なお話です。
    頭空っぽにして読んでください。
    【ラヴミリ展示】新雪色の朝を、きみと 深い眠りから不意に意識が覚醒して、それでもやはり重たい瞼を開けば、近い窓にかかるカーテンの隙間からは朝を待ち白む光が薄ぼんやり差し込んでいた。
     昨夜の疲労を未だ抱える体とはいえ、一度目覚めてしまった頭は怠惰な二度寝をそう簡単には許してくれない。意味もなくひとつ寝返りを打てば、ベッドサイドに背を預けながら本を読むヴィクターさんの熱が意図せず体に触れる。なんとなくもの寂しい時分に己以外の体温がしたたかに感じられて、じわりと湧き出すような安心感を覚えた。

     ――ショートスリーパーである彼とは当然、夜という長い時間の使い方は違ってくる。そのため普段ならばそれぞれの都合で『おやすみなさい』をして各々休息をとるし、それに異論もない。けれど、例えば熱を分かち合った夜だとか、単に私がねだってそれに付き合ってもらった時だとか。同じタイミングで床に就いたとしても必ず先に眠ってしまう私を律儀に見届けてくれるヴィクターさんは、その後布団を抜け出すでもなくタブレット端末で論文を目を通したり、時には小説を読んでみたりと、短い眠りにつくまでの時間を独り過ごしているようだった。
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    summeralley

    DONEバーテンダーPとマスター💅と客🍚の三角関係。ネイPシーン多めで飯P帰結予定です。

    ジキルのレシピ色々あるようですが、視覚的に綺麗な部分の良いとこ取りで書いてます。それに二層に分かれてて一気飲みするタイプのカクテルはマスター💅の店みたいなお上品バーでは出ないと思いますが、全ては、バー小説でなくてネイP飯P小説なので……🥹
    【飯PネイP】煙るバーカウンターにて/04ジキル 今日の食事会は、本当に気分が悪かった。研究者の集まりというのは、高め合うことが出来る時もあれば、牽制と探り合いが渦巻く時もある。今日は、後者だった。
     そう飲まされたわけではなかったが、場の空気にあてられた僕はひどく苛立っていた。いつしかあの店のことを思い出し、足は勝手に表通りから一本入り込む。
     地面を睨みながら歩いていると、ビルとビルの間の暗闇から話し声が聞こえた。ちらと目線を向ければ、気の荒そうな男が、どうやら学生に絡んでいる。肩がぶつかったとか、なんとか、ろくでもない理由で……咄嗟に二人の間に入り込み、苛立ちそのままに雑に声をかけた。
     「もういいだろ、どっちも早く帰りなよ」
     絡まれていた学生は、間に僕が入ったことでこれ幸いと駆け出す。絡んでいた男は、矛先を僕に向けはじめた。当然の結果だろう。
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