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    ナニ

    oki_tennpa

    CAN’T MAKE最後の事件編でウィルが煙草吸ってるのは一種の自傷行為だと思うんですが、心が日々すり減っていくなかで、モランとシャーロックへの憧れというか無意識的に彼らを真似る事で自分を鼓舞していた部分もあると思うんですよ。匂いは強く記憶に残ると言いますし、ウィルにとって常に煙草の香りをさせてる人といえばモラン(とパタニキ)じゃないですかぁ〜。リアムといる時のシャロはそんなに煙草吸ってなかった気もするが服に匂いが残
    ウィリアムと煙草とモラン「どちらになさいますか、旦那様」

    旦那様、と呼ばれたその青年の瞳が微かに揺れる。
    彼はゆっくりと瞳を閉じ、そして微笑を浮かべた。
    そしてショー・ウィンドウに並ぶひとつを指す。

    「こちらの、黒い箱のものを」

    店主は品物を渡すと不思議そうに青年を見つめた。
    今しがた購った重く、ともすれば粗悪とも言える煙草をこの美しい青年が喫む様をどうしても想像できなかったからだ。

    「代金は、ここに」

    グローブに包まれた指がいくつかのコインを置く。
    彼はそれだけ言うと片手にステッキを持ち店先から立ち去った。
    ビルディングの合間から青空が覗く、昼下がりのことであった。



    胸に抱えた黒い箱に願いを込めて。
    肺が汚れると知っていて、それでも今、どうしても止めることはできなかった。
    2024

    kaoiro_owari

    DOODLEこれいつ書いたやつ?
    多分ヘルマン×アルヴァ………わかんないこれ………なに……?
    偽神崇拝 神、科学と対局の地位に座す者。存在の証明はできず、何も持たない弱いモノが縋り付くために造られた物。いつかの彼がそう言いきったのを覚えている。その時の私は果たして何と答えたんだろうか、返答をせずに濁したような、反論して自説を述べたような。どうにも思い出せないが神が居ると私自身が証明したのだから思い出そうとする必要も無かったか。

     
     彼と仲違いしてそのまま別れ、次にその顔らしきものをきちんと見れたのは残念ながら相当先の事である。学生時代の共通の友人から彼が死んだと伝えられ、そのすぐ後夫人からも葬式に一番仲の良かった友人として出席するように便りが届いた。その時の記憶はあまり残っていないが突然の出来事に呆然とし、妻にその事を伝えるやいなや最低限の荷物だけ持って飛び出した事だけは鮮明に覚えている。その道中私は偽の神にただひたすら祈っていたのも覚えている「おぉ!神よ何故貴方はあの才能溢れ、未来輝く若者の命を奪ってしまったのですか?」こんな感じに。なんと愚かなのだろう、偽神に祈ったとて何も救われはしないのに、何も代わりやしないのに。
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