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    ニト

    cinque_flower_l

    PROGRESS米◯さんの『◯よーなら◯たいつか』にめちゃめちゃ触発され。
    ふたいつ3参加決めた時、一番はじめにとりかかっていたのがコレで…
    宇編、しのぶ編、まんがの3種で展示したく…間に合わず😇
    もうイベント中のUPなんて諦めてましたが。
    某様のあたたかなお言葉に、無性にイベント中に仕上げたくなってしまいました…(まだ仕上げできてなくめちゃ粗いです)🥲
    人様からのお言葉、つくづく原動力になります😭
    さようなら、また、いつか 「では。
     さようなら、またいつか」
     事も無げな科白と口調はいつものこと。
     にこりと笑うと彼女は部屋から出ていく。
     とす…と襖の閉まる軽い音のあと、遠ざかっていく足音を聞きながら、宇髄はゆっくりと身体を起こした。
     肌に直接触れる早朝の空気はひやりと冷たい。
    己のものではない布団から重たい身体を上げ、いつしか丁寧にたたまれ傍らに置いてある自身の衣類を荒く身につけると、宇髄は煙のようにその場から姿を消した。
     しんと静まったしのぶの部屋は、主を失ったことすら当たり前のように、ただいつも通りのようにそこにあった。



    ✼✼✼

     事の起こりは、もうずいぶん前だ。

     皆が寝静まったであろう深夜、音もなく部屋の襖が開き、やはり音もなく閉められる。
    12268

    肝缶ω

    MOURNING絶対出さないであろうやつのネーム供養。
    半+ロナ。暗い。
    半が大怪我で死にそうになって転化することになる話。家族が来るまでサギョがずっと半に付いてて、カメも病室に駆けつけて、談笑したときはまだ半は気丈に振る舞ってたけど、カメが帰ったら朦朧としちゃって、目も見えていないであろう状態。まるで幻覚を見ているようにロに話し掛けるんだけも、やっぱりロは来ないし連絡もつかない。akmさんが来た所で家族以外面会できなくなって、見かねたヒヨがサギョと一緒にロを探すと病院の屋上にいて、「俺なんかと会うより」みたいなことを言う。サギョがそれにガチギレして、「意識を失うまで先輩はずっとあんたのことを気にしてた」「あんたのことを一方的に追っかけてるのは先輩の勝手で、あんたには迷惑なだけかもしれねーけど」「最後すら会ってやれねーのかよ!あんまりだろ!!」と胸ぐらを掴む。ロはそれでやっと半の病室に向かうが、そこにいた半は既に吸血鬼に転化済み。「やっと来たかバカめ」と笑う半の瞳は赤い。周りに吸血鬼が増えすぎて麻痺していたが、同級生として一緒に過ごした時間や関係性にはもう二度と戻れないのだとやっとロナは気付く。
    …とは言っても半は転化してもロナにガツガツ行くんですけどね。なのでロナにとって救いはある。