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    バフ

    utpr_hinabinahi

    PAST2024/12/1DRFesでの無配の再録です。
    2024年の夏のばふぱにて公開したお話を加筆修正しまくりました。
    宜しくお願いします!
    素直じゃないファーストキス その時、オレの唇に柔らかい感触を感じた。

    ***

     何てことない昼休みだった。いつも通り二人で空き教室で昼メシを食って、くだらないこと駄弁って、千冬がケータイで撮ったペケJの写真を一緒に見て。昼休みだからキッチリ結んでいた髪をほどきメガネも外して、オレはリラックスしていた。
     床に並んで座っている千冬の手元にある小さい画面を覗き込もうとした拍子に、オレの髪が肩からするりと流れて落ちた。それが千冬の手に当たり、くすぐったようだ。「くすぐってぇ~」とキャハハと笑い暴れるように左右に動くから、今度は千冬のふわふわの金髪がオレの首元をくすぐった。オレも「くすぐってぇ」と笑いながらお返しに千冬のわき腹をくすぐると、ツボに入ったのか千冬はすっげぇくすぐったそうにした。横にずれてオレの手から逃れようとするから、オレは更に追いかけてくすぐってやった。千冬もくすぐられて笑いながらオレをくすぐり返す。それが何だか面白くなって二人してくすぐり合う。オレは本当にリラックスしていたのだ。
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    はるつき

    TRAININGちーとど。
    日常の話。オープンにしない秘密恋愛のつもりで書いたけど練習が必要すぎる…………。
    けーちゃんママのいれたカルピスくらいうっっっすいちーとどになってしまった。
    うっす……ちーとどうっす……(´;ω;`)
    aoiちゃん姉妹バフででぃずにー、さんりお、じぶりは一通り押さえてたら可愛いと思う。
    秘密と日常「千早、ここどうすんの」
    「そこはさっき言った公式の応用でいけますよ」
    「さっき?」
    「俺の話聞いてたんですよね?」
    「んん……いちおー……」
    放課後、期末考査まであと一週間というタイミングでいよいよ藤堂は千早に泣きついた。
    謝礼として明日の昼は千早の分も弁当を作ってくるという伝家の宝刀を抜いて千早を自宅に招いて勉強を教えてもらっている。
    考査で赤点を取ると補講が入るということで、野球をする時間が大幅に減るということだ。最悪部活停止もありうるのでそれはなんとしても回避したかった。もちろんそう思っているのは藤堂だけに限った話ではないため千早もこうして協力している。
    藤堂は勉強というものがすこぶる苦手である。
    授業中は寝るつもりがなくてもいつの間にか眠ってしまう。そして最悪なことに隣の席の男は全く起こしてくれない。最初は「社会のゴミを発酵させてる最中ですので」という理由だったが恋人になってからはその理由が「気持ちよさそうだったので」とか「寝顔が可愛かったので起こすのがもったいなくて」なんて真っ当に聞こえる文言に変わっていた。半分本音で半分は意地悪なのが透けて見えて腹立たしいが根本的には授業中徹頭徹尾寝てしまう自分が悪いので何も言えない。
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