バレンタインP
りす太
MOURNINGバレンタインpkprです。甘々でしんどい。
初めてのバレンタインなのにもう2人が付き合ってるしプリムの情緒が結構育ってて矛盾ばかりです。すみません。
チョコレートが溶けるまでプリムとプーカが人間として生活を送るようになってから初めての2月が訪れた。バレンタインというイベントがあると連絡を取り合うプリキュア達から教えてもらい、さらにそれはこの国では主に女性から男性に対してチョコレートを贈る行事であることを2人は知った。他のプリキュア達同様、2人も女子中学生として学校に通い、日常を送っている。つまりチョコレートを贈りたい男性がいない限りはこのイベントには無関係、そういう認識でいた。…のだが。
「プリム、これ…」
「ああ、女子達から囲まれて渡された。なんでだろう…」
「…ぷか〜…」
玄関で大きな紙袋を両手に抱え、質問に小首を傾げるプリムを出迎えたプーカは嫌な予感が的中した、と顔を顰めた。紙袋から除く大量のチョコレート達。手作りであろうカラフルなチョコレートを可愛くラッピングしたものもあれば、明らかに高級そうな箱入りのもの、それに手紙がついてるものもチラッと見えた。
2841「プリム、これ…」
「ああ、女子達から囲まれて渡された。なんでだろう…」
「…ぷか〜…」
玄関で大きな紙袋を両手に抱え、質問に小首を傾げるプリムを出迎えたプーカは嫌な予感が的中した、と顔を顰めた。紙袋から除く大量のチョコレート達。手作りであろうカラフルなチョコレートを可愛くラッピングしたものもあれば、明らかに高級そうな箱入りのもの、それに手紙がついてるものもチラッと見えた。