【保鳴】スプラッシュアワー止めどなく噴き出していた汗もやっと落ち着いてきた。
日陰になっていた縁石へ腰を降ろした保科は、隣に並ぶ鳴海の横顔へチラリと視線を流した。
黒と白の前髪が快適そうに揺れている。

どうやら杞憂だったみたいやな。

恋人にバレないよう、保科は密かに胸を撫で下ろした。
デートも後半戦。真っ青な空に貼りついている白い太陽は、まだ高い。
炎天下の遊歩道では、晴れやかな笑顔が行き交っている。

保科はたっぷりの氷に浸ったレモンウォーターで再び喉を潤し、鳴海へ声を掛けた。
「時短パス使わんで終わるかと思うてたんやけど、持ち直したみたいで安心したわ。いつ、『やってられん。ボクは帰る』て言い出すかてヒヤヒヤしとったんやで」
「ふん、よくそんな見え透いた嘘をつけるもんだな。さっきも土産だとか言って何か買っていただろ」

ゾンビに、会いたい。「本気で言ってるの··」
ホラー系は、苦手な方なタイプだと可愛い。でも、周りに合わせるタイプでもいいなとも思う。
「うわ、めっちゃビビんだけど。」とか言いつつ内心、これ怖いか…って冷静に見てる4️⃣1️⃣くんも好き。
「てか、〇〇ホラー苦手じゃなかったっけ」って訊いて「苦手だよ。」って答える彼女ちゃんに「ならやめとけば。」って冷静に言う4️⃣1️⃣くん。それでも行きたい、見てゾンビダンスもマスターしたんだよって鼻息を荒くする彼女ちゃん見て「じゃー俺も行く。」って一緒に行く約束してくれるし「ほんとに無理ならちゃんと言えよ。」って言ってくれる。
「潔くんもゾンビこわい」ってきかれれば、「んーあぁ…まぁ怖い、かな。」って答える4️⃣1️⃣くん。

【イベント1ヶ月半前】
赤ブー(主催)公式くんが「コスプレ無いよ〜」→「やっぱり検討するよ〜」→「コスプレおっけ〜だよ〜　サークルだけじゃなくて一般もおっけ〜」と手のひらドリルをして下さった
自分は愚かなのでこの初手の「コスプレ無いよ〜」の段階で、「本当はコスして驚かそうとしていた」などと口走ってしまい　退路を絶たれる(愚か)

【イベント1ヶ月前】
フォロワーと遊びに　最中コスプレチケットを確保　これにより完全に退路を絶つ　横にいたO氏N氏に圧をかけられる　ウケる

【イベント前日】
思い立って差し入れ用に大量のココアシガレットを買う　正気になるのは良くない
7氏に「楽しんできてね〜熱中症に気をつけてね〜」などお声掛けいただく(フラグ)