私が見たいだけシリーズ、カプ編2智元
元姫、という女性は如何せん天然だ。
パッと見はバリバリのキャリアウーマン。仕事は出来るし、キリッとした表情がそれに拍車をかけている。
でもって隙もない。公私混同させることなく仕事をこなしていくし、なんなら仕事も体力を使う仕事だ。健康的であるとも言えるだろう。
さらには面倒みもいい。兄妹が多いということもあってか、さり気ないフォローやアドバイスが的確である。ここまで出来た人もそう居ないだろう。
しかし、1歩家に足を踏み入れれば、1部の事が天然なのだ。
「…どういう状況だァ?」
元姫に「今暇かしら?」とメッセージが来たのが数十分前。家に遊びに来たらいいと誘われ来てみれば、家には元姫1人ソファーに座ってアイスを食べていた。
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