「おいライト　大丈夫か？辛いなら止めていいんだぞ」

人ん家に来るなり「ヤリましょう　パイセン」
と俺を押し倒して馬乗りになったライトだが
モジュールを自分に納めようとした所で動きが止まってしまった

恋人と繋がりたいのは山々だが怪我をさせては元も子もない

「痛い方がいい　幸せすぎると怖いんだ
これは俺が闘技場で見てる夢なんじゃないかって」

だから手酷く傷付けて欲しい、だって？
出来るわけないだろうが

「俺様はさ　お前に笑ってて欲しいし
なるべく気持ちよくしたいと思ってんのよ
パイセンのお願い　叶えてくんねえの？」

「あんたそうやっていつも無茶振りばっかり
俺が断ったことありましたか」

「よく出来た後輩でパイセン嬉しいなー
はい今日はおしまい！しんどい時はあったかくして寝る！！」

宿縁「猿殺す猿殺す猿殺す猿殺す猿殺す猿殺す猿殺す」
ああ、また始まった。彼はこめかみに親指を当てて唸り続けている。見慣れた光景とはいえ、いい加減宥め役の僕はうんざりだ。医者から貰った薬、足りなかったのかな。
「はいはーい傑くんステイステイ。ほら、いないいなーい、顔面国宝級絶世のグッドルッキングガイの五条悟がバァ！！」
「ｷｬｯｷｬｯ」
「ふぅ、何とかなった...」
「世界中の猿がいないいなーい！私と悟以外いないいなーい！！」
「バァッ！！！！！」
前言撤回。もうダメだ。知能が5歳児レベルまで落ちている。今すぐ幼稚園か保育園からやり直させるべきだろうが、生憎成人を過ぎた大人を入れてくれるような施設は限られている。例えば、精神病棟とか良いかもしれない。そうだ、早速知り合いの医者の卵に聞いてみるとしよう。