モブ
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「影帽子」「手をつなぐ」それはある日の公園でのこと。
「おにーちゃん、みてて!おにーちゃんはうごかないでね。ぼくのてをこうすると…」
そう言いながら律は茂夫に手を近付ける。そおっと慎重に、けっして触れないように。
「ほら!くっついた!」
律の影が茂夫の影に重なりそうになる直前、律の影がにょーんと伸びて茂夫の影と繋がる。実験が大成功した律はけらけらと笑った。
「うわぁ!りつすごいね!これ、りつのちょうのうりょく?」
茂夫は夢中になって手をパタパタさせて影を離したり近付けたりしてる弟に話しかけた。
「う〜んわかんない。ちがうとおもう。ぼくてをのばしただけだし…。」
そう言いながら律は自分の手を見つめた。その顔はさっきまでの笑顔が消え、前髪の影が幼い顔を覆い悲しげに見えた。
984「おにーちゃん、みてて!おにーちゃんはうごかないでね。ぼくのてをこうすると…」
そう言いながら律は茂夫に手を近付ける。そおっと慎重に、けっして触れないように。
「ほら!くっついた!」
律の影が茂夫の影に重なりそうになる直前、律の影がにょーんと伸びて茂夫の影と繋がる。実験が大成功した律はけらけらと笑った。
「うわぁ!りつすごいね!これ、りつのちょうのうりょく?」
茂夫は夢中になって手をパタパタさせて影を離したり近付けたりしてる弟に話しかけた。
「う〜んわかんない。ちがうとおもう。ぼくてをのばしただけだし…。」
そう言いながら律は自分の手を見つめた。その顔はさっきまでの笑顔が消え、前髪の影が幼い顔を覆い悲しげに見えた。
だいだ
PAST大人モブ律でメイドの日「お帰りなさいご主人様!」
「律?その格好どうしたの?ごしゅじんさま…?」
困惑に眉を顰めながら茂夫は聞いた。茂夫と律が二人暮らしをしている部屋の玄関で、茂夫を出迎えた彼の弟はフリルの付いた白いエプロンに胸元に大きな白いリボン、頭にはこれまた白いフリルのカチューシャに紺の膝丈ワンピース…いわゆるメイドさんの格好をしていた。
「う…そう返されると恥ずかしいな。メイドならご主人様かなって思って。さすがにこの年で女装は無理あったかな…」
そう言いながら律はスカートの裾を掴んでヒラヒラさせた。ちょうど膝が隠れるくらいの長さのスカートは、そうすると膝が見え隠れする。ずっと膝が見えてるよりえっちだな。茂夫はそう思ったが特に言わなかった。
996「律?その格好どうしたの?ごしゅじんさま…?」
困惑に眉を顰めながら茂夫は聞いた。茂夫と律が二人暮らしをしている部屋の玄関で、茂夫を出迎えた彼の弟はフリルの付いた白いエプロンに胸元に大きな白いリボン、頭にはこれまた白いフリルのカチューシャに紺の膝丈ワンピース…いわゆるメイドさんの格好をしていた。
「う…そう返されると恥ずかしいな。メイドならご主人様かなって思って。さすがにこの年で女装は無理あったかな…」
そう言いながら律はスカートの裾を掴んでヒラヒラさせた。ちょうど膝が隠れるくらいの長さのスカートは、そうすると膝が見え隠れする。ずっと膝が見えてるよりえっちだな。茂夫はそう思ったが特に言わなかった。
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「図書室」「こっちじゃないかな?兄さん。」
律は兄の茂夫の前を歩きながら小声で言った。ここは塩中の図書室。今日はあまり人はいないが大声を出すのは禁止されている。放課後廊下で偶然遭った茂夫と律は茂夫が宿題に使う資料を借りたいというので連れだって図書室に来ていた。大きめの本が書架に並んでいる一番奥の通路に二人は入っていった。
「ありがとう律。こんな奥にあるんじゃ僕一人だと見付けるの大変だったよ。」
「大した事ないよ。僕も用事あったし。」
一番下の棚にある目的の本を取ろうと茂夫がしゃがむと律もその隣にピタリと張り付くようにしゃがむ。茂夫がどうしたのかと律の方に顔を向けると額がぶつかりそうな距離に律の顔があり…驚く間もなくそのまま頬に手を添えられ口付けられた。
1022律は兄の茂夫の前を歩きながら小声で言った。ここは塩中の図書室。今日はあまり人はいないが大声を出すのは禁止されている。放課後廊下で偶然遭った茂夫と律は茂夫が宿題に使う資料を借りたいというので連れだって図書室に来ていた。大きめの本が書架に並んでいる一番奥の通路に二人は入っていった。
「ありがとう律。こんな奥にあるんじゃ僕一人だと見付けるの大変だったよ。」
「大した事ないよ。僕も用事あったし。」
一番下の棚にある目的の本を取ろうと茂夫がしゃがむと律もその隣にピタリと張り付くようにしゃがむ。茂夫がどうしたのかと律の方に顔を向けると額がぶつかりそうな距離に律の顔があり…驚く間もなくそのまま頬に手を添えられ口付けられた。
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「笑顔」ふたつめ
「律。」
僕が呼ぶと律はすぐに振り返る。その顔を見ながら僕は昼間クラスメートから言われた言葉を思い出す。
「影山って笑うと弟に似てるな。」
彼は節穴なんじゃないかな。僕はこんな綺麗に笑えない。
96僕が呼ぶと律はすぐに振り返る。その顔を見ながら僕は昼間クラスメートから言われた言葉を思い出す。
「影山って笑うと弟に似てるな。」
彼は節穴なんじゃないかな。僕はこんな綺麗に笑えない。
だいだ
PASTもぶりつオンリーお題「笑顔」茂夫と律がリビングで並んでテレビを見ている時だった。
「兄さん」
そう呼びかけながら律は両手を伸ばし茂夫の唇の両端を人差し指で押し、そのまま上に持ち上げた。茂夫は目をパチパチさせる。
「な、なに?」
「今日クラスメートに僕と兄さんは笑った顔が似てるねって言われたんだ…うーん、自分じゃ良く分からないな…」
眉を寄せて言う弟の真剣な様子に茂夫は可笑しくなってしまう。
「あ、あはは、そうなのかな。」
「自分じゃ分からないけどね…ふふ、兄さんの頬柔らかい。」
律は茂夫の頬を手のひらで柔らかく揉んだ。
ぷにぷにむにゅむにゅもちもち
「もう、やめてよ。」
そう言うと今度は茂夫が律の両頬を手のひらで包つむ。
「律だって…」
柔らかいよ。そう続けようとした茂夫だが、言葉を飲み込む。確かに弟の頬は自分のと比べて柔らかさがなく、シュッとしてるような…。確かめるように茂夫は律の頬を揉んだ。
504「兄さん」
そう呼びかけながら律は両手を伸ばし茂夫の唇の両端を人差し指で押し、そのまま上に持ち上げた。茂夫は目をパチパチさせる。
「な、なに?」
「今日クラスメートに僕と兄さんは笑った顔が似てるねって言われたんだ…うーん、自分じゃ良く分からないな…」
眉を寄せて言う弟の真剣な様子に茂夫は可笑しくなってしまう。
「あ、あはは、そうなのかな。」
「自分じゃ分からないけどね…ふふ、兄さんの頬柔らかい。」
律は茂夫の頬を手のひらで柔らかく揉んだ。
ぷにぷにむにゅむにゅもちもち
「もう、やめてよ。」
そう言うと今度は茂夫が律の両頬を手のひらで包つむ。
「律だって…」
柔らかいよ。そう続けようとした茂夫だが、言葉を飲み込む。確かに弟の頬は自分のと比べて柔らかさがなく、シュッとしてるような…。確かめるように茂夫は律の頬を揉んだ。
だいだ
DONEもぶりつオンリーお題「誕生日」「おかえり、兄さん。」
「ただいま、律。」
「もっと遅くなるかと思った。」
「うーん、楽しかったけど流石に疲れたよ。朝からずっとだったし…。」
今日の茂夫は朝から祝われ通しだった。午前中は霊とか相談所、午後は高校の友人達とカラオケで騒ぎ、夕方からは中学時代の部活仲間がファミレスで祝ってくれたのだ。
「兄さんは人気者だから。」
そう言って笑う律の顔は小さい頃アニメで見た猫みたいだ、そう茂夫は思った。律は時々こういう顔で茂夫をからかう。それは最近になってからの変化のような気がするし、本当はずっと昔から変わらないような気もした。
「今日の夕飯ちょっと豪華でローストビーフと角煮があったんだよ。兄さんいないのにね。」
「えーいいな、食べたかった。」
638「ただいま、律。」
「もっと遅くなるかと思った。」
「うーん、楽しかったけど流石に疲れたよ。朝からずっとだったし…。」
今日の茂夫は朝から祝われ通しだった。午前中は霊とか相談所、午後は高校の友人達とカラオケで騒ぎ、夕方からは中学時代の部活仲間がファミレスで祝ってくれたのだ。
「兄さんは人気者だから。」
そう言って笑う律の顔は小さい頃アニメで見た猫みたいだ、そう茂夫は思った。律は時々こういう顔で茂夫をからかう。それは最近になってからの変化のような気がするし、本当はずっと昔から変わらないような気もした。
「今日の夕飯ちょっと豪華でローストビーフと角煮があったんだよ。兄さんいないのにね。」
「えーいいな、食べたかった。」
もふまる
DOODLEバデーニさんが石箱の情報を吐かずオクジーくんが左目を潰されたIFです
バデーニさんが幼児退行してて原作程度の暴力表現とモブバデ(未遂)描写がありますので閲覧にはご注意ください。
パスワード:ページ数
4/27追記 このお話を元にした小説を投稿しました!良かったら是非読んでください〜
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24629727#1 6238
りこ
DONE2025/4/12.13 Treasure reportトレジェイWebオンリーイベント
展示①バレンタイン漫画2P
※遅すぎた上にジェイドが一コマしかでてこない!
※ハーツラビュル生のモブが2人出てきますがトレイに恋愛感情は一切ありません。
※トジェの様子がおかしいです
※なんでも大丈夫な方向け 3
masu_oekaki8810
DONEシテイシティ5の展示漫画です。ネタ帳に溜め込んでた小ネタを1ページ漫画にした5本立てです。
以前にTwitter(現X)でつぶやいた内容もあります。
師弟がいろんなかんじで仲良しです。
(ネタ被りあったらすいません〜😅)
⚠️最後の1作だけモブ霊前提になってます!(実際にはなんもしませんがやや下ネタです。)
⚠捏造霊幻姉が出てきます。 5
八ツ橋 明
PAST2025年4月12日~13日開催のオンラインイベント、「宇宙で一番2 ~春の生誕祭~」用展示過去絵。10年くらい前のやつ~令アニ前です。あた面しかいません。アナログあります。
せっかくなので前回出し渋ってたやつもぶちこみました。
時々不穏なのとかあります。
後ろに終子とか距離近いのとかあります。
イベント終了後にpixivにも上がるかも。 44
noa/ノア
DONE[FengQing] 春のフォンチン祭りの企画のお題「花」で書かせていただきました。※慕情をいじめる仙楽モブがいます
春の訪れを告げる黄色い花。
迎春花と呼ばれるその眩い黄色に、大抵の人は冬の終わりと春の予感を感じて胸を躍らせる。
だが、風信は違った。
八百年、毎年その木が花をつけるたびに蘇る苦い記憶と後悔──まるで、永遠に解けぬ呪いのように、その花は風信の胸に暗い影を落とした。
仙楽国の華やかなりし頃。
皇極観にもその木は植わっており、春を待つ人々の表情をほころばせていた。
花やら美やらには疎い風信も、黄色い花をいっぱいにつけるその木に、思わず足を止めた。手を伸ばし、手近な枝からそっと花を折り取る。そのまま歩きながらくるくると手の中の花を眺めた。
綺麗だな。素直にそんな感想が浮かぶ。黄色は嫌いじゃない。
だが一通り眺めたところで、ふと思った。
3537迎春花と呼ばれるその眩い黄色に、大抵の人は冬の終わりと春の予感を感じて胸を躍らせる。
だが、風信は違った。
八百年、毎年その木が花をつけるたびに蘇る苦い記憶と後悔──まるで、永遠に解けぬ呪いのように、その花は風信の胸に暗い影を落とした。
仙楽国の華やかなりし頃。
皇極観にもその木は植わっており、春を待つ人々の表情をほころばせていた。
花やら美やらには疎い風信も、黄色い花をいっぱいにつけるその木に、思わず足を止めた。手を伸ばし、手近な枝からそっと花を折り取る。そのまま歩きながらくるくると手の中の花を眺めた。
綺麗だな。素直にそんな感想が浮かぶ。黄色は嫌いじゃない。
だが一通り眺めたところで、ふと思った。
nnjn999
DOODLE前に書いた「☆団のお掃除係りやってるシュウピニャhttps://poipiku.com/8905997/10021968.html」の続き的な。細かな設定殆ど書いてないので雰囲気で掴み取ってください…。
最近素敵なシュウピニャを目にする機会が増えてこう…書きたくなって…。
※毒悪どちらもちょっと『悪い子』です。可哀想な扱いのモブ♂がいます。 3079
IzanaKisaragi
DONE台詞の無い 不穏なモブ霊 その3その2がきっかけかもしれないし、他に自分の身を挺して他を守った後かもしれないし、本物の依頼に無茶して一人で行った後かもしれない。
台詞無しで描くの、楽しいけれど難しいです。雰囲気漫画ですね。 2
Laurelomote
DONE吸血鬼×花屋ごっちゃバースイサヒビミュの三人娘♂が夢魔という設定です
※キャラ崩壊
※モブが出てくる
※ファンタジー生物の独自解釈があります。
【スミイサ】三人寄れば夢魔の奸計【三人娘♂】日本のとある街の片隅に、ひっそりと佇む花屋の名は『ドリーミンフラワー』。僅か3人の店員で切り盛りしているが、丁寧に育てられた花と親切な接客により、近所でも評判の店だ。
店員は、男1人に女2人。学生時代からの友人同士で始めたというこの店は、そんな彼らの気のおけない関係もあり、誰が訪れても暖かく安心感を与える空間となっていた。
だが、そんな店員達には恐ろしい「裏の顔」がある事を、通常の客はおろか常連すら知る由もない…
☆
「配達終わりました〜!」
「おう」
「おーお疲れー」
空に一面の橙色が広がる夕暮れ、花の配達を終えた店員…ミユが戻ってきたところで、今日は店仕舞い。遅い時間のため、客足もなく待機していた店員…イサミとヒビキは、店前に並べていた鉢植えなどを隣接するガレージに仕舞い込み、照明を消してシャッターを降ろす。閉店準備を終えた3人は、揃って店舗の裏側へと歩を進めていった。
5459店員は、男1人に女2人。学生時代からの友人同士で始めたというこの店は、そんな彼らの気のおけない関係もあり、誰が訪れても暖かく安心感を与える空間となっていた。
だが、そんな店員達には恐ろしい「裏の顔」がある事を、通常の客はおろか常連すら知る由もない…
☆
「配達終わりました〜!」
「おう」
「おーお疲れー」
空に一面の橙色が広がる夕暮れ、花の配達を終えた店員…ミユが戻ってきたところで、今日は店仕舞い。遅い時間のため、客足もなく待機していた店員…イサミとヒビキは、店前に並べていた鉢植えなどを隣接するガレージに仕舞い込み、照明を消してシャッターを降ろす。閉店準備を終えた3人は、揃って店舗の裏側へと歩を進めていった。
jully_tf88
DONE「D-16が量産型だったら」という世界線のモブD(若干オプD要素有)※性暴力、純粋な暴力描写
※嘔吐描写
※とにかく可哀想
※最後までDが報われない
Pass:are you 18↑? y/n 6