みちじゅん、いおたく、ちはあんおおまかな構成、ネタ
（道純）
晴れてお付き合いすることになった純と道臣。付き合ってそれなりに経つのになかなか手を出してこない道臣に業を煮やした純が和哉たちを巻き込んで何とか進展しようとする話。でも道臣が純に手を出さないのには理由があって…。

*****
あんまり原作では二人の関係性って描かれてないけど、ドラマＣＤとかアニメのイベントの朗読劇の話から察すると、道臣って意外と純に「本当に思ってること」言わないというか…隠しがちなとこあってちょっと拗れちゃうみたいなところがあるなぁと思って。
特にイベントの朗読劇では何の相談もなしに「距離おこっか」って言う道臣に純がえっ！？ってなるのがすごく印象的だったので…ｗちょっと喧嘩しちゃったカップル感あって可愛かったけど。なのでそこらへんをうまく描けたらな～ってR-15くらいかな…どうしてもちょっとだけエッチな話が読みたい。私が。

我が上の星は見えぬギャハハハハ！
サラリーマンが疲れた様に肩を落として帰路に着く時間帯の頃。
煌びやかな街並み、ビルとビルの間から下世話な笑い声が聞こえる。
その先には酒に女に、白い粉、注射器や暴力が蔓延っていた、吐きだまりの様なその場所は薄暗くあちらこちらから怒号や喘ぎ声などが聞こえ空気も重く独特な臭さがあった。
そんな路地裏の奥には破壊された赤いスポーツカーがありそのボンネットの上に周りと比べ一際体が大きい男が座っていた。

「ねぇ～マルス、今日は私と過ごしましょうよ」
「はあ？アンタみたいなブスがマルスに腰振ってんじゃねぇよ！ねぇマルスあたしと今夜も過ごしましょ」
「なんですって！イカれた女がしゃしゃり出て来んじゃねぇよ！ヤク臭ぇんだよ！」

スカ万ちゅっ ちゅっ
前から抱き締められて頭、額、頬、手の甲とキスを落とされる。
そしてキスをされる度に「Carino」「TiAmo」「Sei l’amore della mia vita」と告げられ最初は何を言ってるか分からなかったが調べたらどれも小っ恥ずかしいこの上ない甘い言葉だった事に後から気づいてそれ以降この行為の時まともにスカーフェイスの顔を見る事が出来ない。
余りに恥ずかしいので前に「スカーも意外にキザな事するよね」と照れ隠しに伝えると豆鉄砲を食らった鳩のような表情を見せたあと「普通だろ？」とさも当然の様に言われて万太郎の思考回路がバグる。
これも後から知った話なのだが、イタリア人の恋愛観は情熱的で真っ直ぐに愛情表現を示すそう。