世界政府
ちんいら煤竹
DONE・指揮官♂×リー・創作指揮官ではないけど、いくつか身体的特徴の描写あり
・バレンタイン2023の通信をかなり引用していますのでネタバレ注意
・黄金時代以前の著作物はすべて世界政府芸術協会が管理・公開しているので、著作権とかないって捏造設定
バレンタイン2023恥ずかしがり屋さんな彼に、今年は何を贈ろうか。
ストレートに、チョコレート?
彼の新しい塗装に由縁のある、深紅の薔薇の花束?
考えるのはとても楽しかった。
そしてあるオペラのペアチケットを用意した。
正直、私はリーのことをまだ子供だと思っていた。特に恋愛においては。
指揮官と隊員という立場的な難しさもあるから私の気持ちは伝えずにいるつもりだったけれど、
日々育っていく気持ちを抑えることができず、愛していると伝えたとき、
顔を真っ赤にして俯いて、「僕も指揮官のことが」(この後は実は声が小さすぎて聞こえなかったのだが、きっと同じ気持ちだと伝えてくれたのだと信じている)、そう言ってくれた彼は本当に初心で幼く見えた。
しかし、つい先日、新しい塗装で現れたリーはとても大人びて見えて、魅力的だった。
3775ストレートに、チョコレート?
彼の新しい塗装に由縁のある、深紅の薔薇の花束?
考えるのはとても楽しかった。
そしてあるオペラのペアチケットを用意した。
正直、私はリーのことをまだ子供だと思っていた。特に恋愛においては。
指揮官と隊員という立場的な難しさもあるから私の気持ちは伝えずにいるつもりだったけれど、
日々育っていく気持ちを抑えることができず、愛していると伝えたとき、
顔を真っ赤にして俯いて、「僕も指揮官のことが」(この後は実は声が小さすぎて聞こえなかったのだが、きっと同じ気持ちだと伝えてくれたのだと信じている)、そう言ってくれた彼は本当に初心で幼く見えた。
しかし、つい先日、新しい塗装で現れたリーはとても大人びて見えて、魅力的だった。
BORA99_
PROGRESS新刊DQ本サンプル③病気に罹ったグラディウスの治療の為に辿り着いた町で起こる、世界政府絡みのイザコザ
⚠モブにしては主張が激しいモブ
⚠捏造&捏造
⚠CP要素も恋愛要素もありません
Empty「……あ?」
みるみるうちに、下がりゆく気温。
本格的にグランドラインを航海してから、未だ一年と少しだが、流石にこの出鱈目な気候にも驚かなくはなっていた。
船首の麓で海図と記録指針を見比べ、双眼鏡を覗いていたドフラミンゴは、背後で何かが落ちる音を聞く。
氷点下八度まで下がった気温に、凍りついた息が白く視界を塞いだ。
「……おい、グラディウス?」
いつもより厚着をしたその青年が、冷たい甲板の上に転がっている。
その手元から離れた魔法瓶が、ゴロゴロと甲板の上を転がり、やがて縁で止まった。
「グラディウス……!おい……!どうした!」
転んだだけかと思えたその背中は、一向に起きる気配も無く横たわっている。
思わず放り出した双眼鏡が、同じく冷たい甲板に転がった。
8175みるみるうちに、下がりゆく気温。
本格的にグランドラインを航海してから、未だ一年と少しだが、流石にこの出鱈目な気候にも驚かなくはなっていた。
船首の麓で海図と記録指針を見比べ、双眼鏡を覗いていたドフラミンゴは、背後で何かが落ちる音を聞く。
氷点下八度まで下がった気温に、凍りついた息が白く視界を塞いだ。
「……おい、グラディウス?」
いつもより厚着をしたその青年が、冷たい甲板の上に転がっている。
その手元から離れた魔法瓶が、ゴロゴロと甲板の上を転がり、やがて縁で止まった。
「グラディウス……!おい……!どうした!」
転んだだけかと思えたその背中は、一向に起きる気配も無く横たわっている。
思わず放り出した双眼鏡が、同じく冷たい甲板に転がった。