乙女
紫音(しおん)
DONEローズに振り回される(勝手に振り回されてるとも言う)シャドウのバレンタインの話。タイトルが「乙女」なのに、シャドウ目線のお話なのはご愛嬌。
乙女のヒミツ 「これで材料は揃った、と……」
冬も本格的になって来た2月半ばのある日。
オレはキッチンでお菓子作りの用意をするローズと遭遇していた。
調理台の上に並んだものから推測するにチョコレート系のお菓子を作ろうとしてるらしい。
…………………チョコ……?
待て。今日は何日だ?……確か13日。……って事は明日バレンタインじゃねぇか!?じゃあ、ローズが作ってるのは……
ギギギとブリキもびっくりするくらいぎこちない動きでローズへ視線を戻すと、板チョコを刻み始めているではないか。鼻歌交じりで楽しそうに。
「待てぇぇぇぇぇぇ!!!!!!ローズ!!それは誰宛だ!?オレが知ってる奴か!?!?」
「きゃあ!!ちょっとお兄ちゃん、びっくりさせないでよ!!包丁使ってるのよ!?」
3227冬も本格的になって来た2月半ばのある日。
オレはキッチンでお菓子作りの用意をするローズと遭遇していた。
調理台の上に並んだものから推測するにチョコレート系のお菓子を作ろうとしてるらしい。
…………………チョコ……?
待て。今日は何日だ?……確か13日。……って事は明日バレンタインじゃねぇか!?じゃあ、ローズが作ってるのは……
ギギギとブリキもびっくりするくらいぎこちない動きでローズへ視線を戻すと、板チョコを刻み始めているではないか。鼻歌交じりで楽しそうに。
「待てぇぇぇぇぇぇ!!!!!!ローズ!!それは誰宛だ!?オレが知ってる奴か!?!?」
「きゃあ!!ちょっとお兄ちゃん、びっくりさせないでよ!!包丁使ってるのよ!?」
POI9349838
PAST友達同士で話し合っているようなものです。多分、発想がおかしいです。
赤ずきんのイメージを壊してしまう可能性があります。
昔、妹と乙女ゲーの主人公の話をしたことがあったので入れてみました。
でも、今では主人公が自分の意思で少しづつ変わっていく乙女ゲーが増えてきてるので嬉しいです。
2016年12月20日にふざけて書いたなにか。 3
kaien
DOODLE妹に「14日に仁王くんを連れてきてね!」とお願いされ、ずっともやもやしていたけど仁王くんに言われて初めて妹に嫉妬していた事に気付いた比呂士さんだった。と言う説明文がないと分からない28の日&バレンタイン漫画です。
今年のテニラビくんのバレンタインはなんだか乙女ゲーみたいになってるので、海燕は仁王くんと比呂士さんのストーリーを28デエトで妄想を繰り広げようと思っております。 2
satsuki_chi2
MOURNING昨年のラヴコレ秋にてお配りした乙女ゲームの好きなおじさんを描いたペーパーです!メインキャラクターだけではない、サブキャラのおじさんたちも最高に良いので、未プレイ作品があればぜひプレイして楽しんでください🌼
シュウ
DONEワーフリ/シロ×アルクの二次創作SS・11章4-3でもし2人の想いが通じ合ったら…?
と言う“可能性”の世界の話です。
※要するに妄想
・独自のキャラ解釈や捏造が多分に含まれます。
・ガッツリキスしてます。
・アルクがちょっと乙女。
・シロのシロを押し付けてます。
それ以上のことはしていません。 9167
U_K_Lelf
DOODLE実福小ネタ再揭。*現パロ多
*4枚目のセリフは他の作品のセリフからインスピレーションを得ます。瀬尾さん【実休さんと同じ声優】と早乙女【福ちゃんと同じ声優】の関係に対する瀬尾さんの思い
【原セリフ:ネタバレ防止、瀬尾本編4-2を自分で見てください……】 6
ラッコ
SPOILERクトゥルフ神話TRPG「警察手帳紛失するとクビになるんだってさ」
(著 k)
ネタバレ注意!
クビになりそうな人
・どん兵衛
・希乃穂波
・早乙女智雪
警察手帳紛失するとクビになるんだってさ 警視庁で用意してもらったロッカールームで、狐は呆然としながらひとり言のように呟いた。
「本当に許可証無くなっちゃったぁ…」
その声に応えるように、早乙女が自分のロッカーの扉を閉めながらため息混じりに呟いた。
「俺の方も見つからないな…」
「俺もだな…」
希乃も舌打ちしながらロッカーを閉める。そもそも警察手帳はそう落とすような所持の仕方はしない代物であり、狐も警視庁から発行された許可証は、パスケースに入れて首から下げていたはずだ。
それを紛失するとは。それも、紛失すれば懲戒免職モノとは、無くすまですっかり忘れていた。
「クビになっちゃったらどうしようね…」
のろのろと口元に片手を当て、少し上ずった声で狐が泣き言を漏らすと、早乙女が励ますように肩を叩いてきた。
1584「本当に許可証無くなっちゃったぁ…」
その声に応えるように、早乙女が自分のロッカーの扉を閉めながらため息混じりに呟いた。
「俺の方も見つからないな…」
「俺もだな…」
希乃も舌打ちしながらロッカーを閉める。そもそも警察手帳はそう落とすような所持の仕方はしない代物であり、狐も警視庁から発行された許可証は、パスケースに入れて首から下げていたはずだ。
それを紛失するとは。それも、紛失すれば懲戒免職モノとは、無くすまですっかり忘れていた。
「クビになっちゃったらどうしようね…」
のろのろと口元に片手を当て、少し上ずった声で狐が泣き言を漏らすと、早乙女が励ますように肩を叩いてきた。
灰/ハイ
DONEやさしい朝をくださいね/AND/HAND継続PC ∕ 早乙女綴
立ち絵+表情差分(15種類)
たくさんの優しさと温もりをいただき、互いの内側を見ることができて幸せな8日間でした😭
遊んでくださりありがとうございました! 16
ラッコ
SPOILERクトゥルフ神話TRPG「君におはようと言えたら」
(著 セカイ)
ネタバレ注意!
なんちゃってRPをまとめたものです
おはようと言いたい二人
・稲荷田狐
・早乙女智雪
「君におはようと言えたら」 パシンと紙束の表面を軽く叩き、早乙女は事も無げに言った。
「よし、俺がスイッチを押すから、あんたは本物の俺を連れて遠くへ逃げるんだ」
その言葉に狐の心臓は冷たく握り潰された。次いですうっと血の気が引くのがわかる。視界が一瞬白くなり、目眩がした。
しばらくの間沈黙が流れる。僅かに聞こえる機械の稼働音と、ゴボゴボと培養液が循環する音だけが研究所の最奥に響く。
狐はようやく上顎に貼り付いた舌を引き剥がし、引きつった笑いのようなものを浮かべた。
「ヤダ」
早乙女は返事もせずにノートパソコンや散らばった紙束に目を通していた。聞こえていないのかと、狐はもう一度、今度は少し強い調子で言った。
「ヤダ」
早乙女が狐に顔を向ける。端正で彫りの深い顔は、狐が威圧されるほど真剣味を帯びていた。刑事の眼差し。そこには一寸の隙も無い。
3797「よし、俺がスイッチを押すから、あんたは本物の俺を連れて遠くへ逃げるんだ」
その言葉に狐の心臓は冷たく握り潰された。次いですうっと血の気が引くのがわかる。視界が一瞬白くなり、目眩がした。
しばらくの間沈黙が流れる。僅かに聞こえる機械の稼働音と、ゴボゴボと培養液が循環する音だけが研究所の最奥に響く。
狐はようやく上顎に貼り付いた舌を引き剥がし、引きつった笑いのようなものを浮かべた。
「ヤダ」
早乙女は返事もせずにノートパソコンや散らばった紙束に目を通していた。聞こえていないのかと、狐はもう一度、今度は少し強い調子で言った。
「ヤダ」
早乙女が狐に顔を向ける。端正で彫りの深い顔は、狐が威圧されるほど真剣味を帯びていた。刑事の眼差し。そこには一寸の隙も無い。
青葉スイ
PROGRESS・ビジュアルファンブック発売(3月)までに仕上げたい5人組・乙女ゲー主人公とは思えないアナスタシアの文字通りの脳筋さにハートがやられた…かっこよすぎませんか
・5人組のワチャワチャ、マヤとティレルのやり取り最高に好物になってしまって、クリアしたもののロスっている
michiru_wr110
PASTstmy 初出2023.2.#stmy元カノアンソロ 「甘い葡萄」にて寄稿させていただきました早乙女さん+名前有モブ♀の作品です。
早乙女さんと中学の同級生だったモブ♀から見た過去と現在。
郁玲前提・捏造多数
アンソロ詳細はこちらからどうぞ
https://twitter.com/hero_inhermind/status/1633456544955392000
写真を巡る想い出(郁玲+モブ♀)「……ポン」
今でもふざけた名前が口をついて出ることに自分でも驚きを隠せない。中学時代の女友達二人と飲んだ帰り道、喧騒の止まないスクランブル交差点を渡り終えてすぐのことだった。急ぎ足の誰かが追い越しざまにぶつかってきて、よろめいたところを反対側にいた男性が受け止めてくれたのだ。訪れた再会は客観的に見ても唐突かつ運命的なシチュエーションだったと思う。
謝罪とお礼を伝えようと咄嗟に顔を上げて、ぶつかる視線。さらさらな黒髪の隙間から見え隠れする切れ長の目には見覚えしかなく、開口一番に馴染みのある呼び名を叫んだ。
「……」
僅かに眉根を寄せた後に、彼は貼り付けたような愛想笑いを浮かべる。
「大変ご無沙汰しております」
8591今でもふざけた名前が口をついて出ることに自分でも驚きを隠せない。中学時代の女友達二人と飲んだ帰り道、喧騒の止まないスクランブル交差点を渡り終えてすぐのことだった。急ぎ足の誰かが追い越しざまにぶつかってきて、よろめいたところを反対側にいた男性が受け止めてくれたのだ。訪れた再会は客観的に見ても唐突かつ運命的なシチュエーションだったと思う。
謝罪とお礼を伝えようと咄嗟に顔を上げて、ぶつかる視線。さらさらな黒髪の隙間から見え隠れする切れ長の目には見覚えしかなく、開口一番に馴染みのある呼び名を叫んだ。
「……」
僅かに眉根を寄せた後に、彼は貼り付けたような愛想笑いを浮かべる。
「大変ご無沙汰しております」