人間
とみこ
MAIKING山と人間のお話。K2がメインのお話ですが、書きかけでまだほとんど出てきてません。原稿の息抜きのつもりが捗ってしまっている…
Mount’s right.
人間は、あまりにも弱い。
ただでさえ弱いのに、わざわざ私の頂を目指して、死んでいく。
上空8000m以上の高度は人間には毒で、それをわかって来るのだから呆れてしまう。
クレバスも越えられないのに、凍てついた嵐にも耐えられないのに、手足を失ってしまうのに。
つくづく、人間というものがわからなかった。
けれど、おまえに出会って、少しずつ理解できるようになったんだ。
理解できるようになったんだよ。秀峰。
.
温湿度管理された大学の図書館は、正直あまり涼しくない。
8月のうだるような暑い日、図書館のややクッションの効いた椅子に腰掛けて、適当な雑誌をめくる。彼の学生アパートは格安でクーラーがあまり効かないので、アルバイトの時間までやむなくこの図書館で過ごしているというわけだ。冷房が効かないアパートよりも、本のために管理された図書館の方が各段に涼しい。それほど、今年はあまりにも暑かった。
5470人間は、あまりにも弱い。
ただでさえ弱いのに、わざわざ私の頂を目指して、死んでいく。
上空8000m以上の高度は人間には毒で、それをわかって来るのだから呆れてしまう。
クレバスも越えられないのに、凍てついた嵐にも耐えられないのに、手足を失ってしまうのに。
つくづく、人間というものがわからなかった。
けれど、おまえに出会って、少しずつ理解できるようになったんだ。
理解できるようになったんだよ。秀峰。
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温湿度管理された大学の図書館は、正直あまり涼しくない。
8月のうだるような暑い日、図書館のややクッションの効いた椅子に腰掛けて、適当な雑誌をめくる。彼の学生アパートは格安でクーラーがあまり効かないので、アルバイトの時間までやむなくこの図書館で過ごしているというわけだ。冷房が効かないアパートよりも、本のために管理された図書館の方が各段に涼しい。それほど、今年はあまりにも暑かった。
ユキまるのなんでも置き場
DOODLE超神マスターフォース見てうっかり浮かんだ七つの大罪モチーフのオリTFプリテンダーさんズイ(ง ˘ω˘ )วズイもちろんデストロンよ♥←
人間名が悪魔の名前でトランスフォーマー名がその英語読みみたいな🤪︎💕←
GegyoGWT
MOURNINGぼんやりと思い浮かんだネタです。マレビトのコンセプトとデザインが好きで、ミニミニのマレビトを育成できたらなと思った話です。黒土女のデザインが一番好きなので黒土女が真っ先に浮かびましたが、人によって育つマレビトが違うやつです。
※全員生存if時空で、暁人くんとKKがバディをしている設定です。
※このお話にカプ要素はありませんがK暁を生み出す人間が書いております。
マレビト育成キット 女の喘鳴が聞こえる。
肺に水が溜まっているような、酷い音だ。
がらんとしたワンルームは明るかった。住む人間のいない部屋は、何も無い展示ケースのように淡々として静謐だ。だがそこに、濡れそぼった女の放つ濁った喘ぎ声だけが繰り返されている。
暁人はためらいつつ、リビングに足を踏み入れた。すぐ後ろでKKも息を潜めている。
カーテンの無い掃き出し窓から、昼下がりの柔らかい光が部屋を照らしている。
女は壁の隅にいた。住人が残した忘れ物のように、脈絡もなく倒れ伏していた。
暁人が近づくと、女はゆっくりと顔を上げた。
ごぼごぼと篭ったような水音がする。こんなにも明るい部屋にいながら、濁った深い水底を思わせる。重く、暗く、茫洋とした水。それはこの女の、胸腔にあたる所から聞こえる音だ。
4419肺に水が溜まっているような、酷い音だ。
がらんとしたワンルームは明るかった。住む人間のいない部屋は、何も無い展示ケースのように淡々として静謐だ。だがそこに、濡れそぼった女の放つ濁った喘ぎ声だけが繰り返されている。
暁人はためらいつつ、リビングに足を踏み入れた。すぐ後ろでKKも息を潜めている。
カーテンの無い掃き出し窓から、昼下がりの柔らかい光が部屋を照らしている。
女は壁の隅にいた。住人が残した忘れ物のように、脈絡もなく倒れ伏していた。
暁人が近づくと、女はゆっくりと顔を上げた。
ごぼごぼと篭ったような水音がする。こんなにも明るい部屋にいながら、濁った深い水底を思わせる。重く、暗く、茫洋とした水。それはこの女の、胸腔にあたる所から聞こえる音だ。
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SPUR ME人間界if鍋島さんと平尾さん。 一瞬、誰だか分からなかった。
振り返る動きに合わせ、ゆるく束ねられた赤い髪が肩から滑り落ちる。
「平尾さん!」
頭に浮かんだ名前が、となりから発せられた。
「入間様」
そのひとはやわらかな、笑みを浮かべた。それだけで、硬質な印象が一変する。
「こんにちは、奇遇ですね。お仕事ですか?」
「はい、今インタビューをさせていただいたところで」
そこまで言って、佐藤はこちらを振り向いた。
「あ、すみません、鍋島さん。こちらは平尾さん、去場社長の秘書です」
そう、にこやかに紹介をする。余計なことを。思ったが、無視するわけにもいかない。
「はじめ……」
「ええ、知ってます」
こちらの挨拶を遮るように、彼女は言った。
「久しぶりですね、啓護くん」
2749振り返る動きに合わせ、ゆるく束ねられた赤い髪が肩から滑り落ちる。
「平尾さん!」
頭に浮かんだ名前が、となりから発せられた。
「入間様」
そのひとはやわらかな、笑みを浮かべた。それだけで、硬質な印象が一変する。
「こんにちは、奇遇ですね。お仕事ですか?」
「はい、今インタビューをさせていただいたところで」
そこまで言って、佐藤はこちらを振り向いた。
「あ、すみません、鍋島さん。こちらは平尾さん、去場社長の秘書です」
そう、にこやかに紹介をする。余計なことを。思ったが、無視するわけにもいかない。
「はじめ……」
「ええ、知ってます」
こちらの挨拶を遮るように、彼女は言った。
「久しぶりですね、啓護くん」
LOVE_ROSE_MEE
DOODLE他人設定兄上=神様
千くん=人間
いつもの私だけか楽しいやつ。最初の方はモブも沢山でます。
多分夏頃書き始めたんでしょうね……溜まったメモ帳のネタ整理中に発掘したので完成させました。因みに誕生日は全く関係ないです!! 4280
せがわしょうこ
MOURNINGふぃーね4人で怪談会をする漫画を考えたものの肝心の怪談が固まらないのでネーム供養!渉が怪談を語る→次は英智が語る→(英智は人から聞いた怪談を語る。その怪談もじゅうぶん怖いが、その怪談を聞かせてくれた病院のスタッフは実は人間じゃなかったかも。ほかのスタッフが誰も知らないと言っていたから……)→「不審者では?」と仲間たちに言われる中、英智は「やっぱり今思うと人間じゃなかった気がする」と思う〜終わり〜 8
MumMum_Morino
DOODLEまたノイさんとチャさんの先天的女体化ネタ(ハイ→ノイ風味)です。すみません。色んな意味で心の広い方向け。全体的にぐちゃぐちゃですが、普段お絵描きしない人間のらくがきなので許して下さい…
分かりにくいですが、ノイさんとチャさんのバレッタはお揃いのつもりです。 2
sss333me
MEMOA英/獣人と人間シリーズまとめ。支部に投稿していた、猫の花通い、君に花束を、のまとめたものです。
猫の花通い 君に花束を猫の花通い
よく日が当たる二階の窓。
白いカーテンが風と光と遊んでいる。
窓辺の椅子に腰掛けて木々の隙間からこぼれる太陽に目を細めていると、トンッと軽い音がした。
視線を下ろすとそこには黄金の麦畑を連想させる柔らかな毛並みをした一匹の猫がこちらを見上げている。その瞳は鮮やかな翡翠のようで、遠い宇宙の星のように輝いていた。
その口には一輪の花が咥えられている。
「やあ、おはよう。今日も素敵な花をありがとう」
そう声をかけると、猫はまるで受け取れと言うように顔を僅かに動かす。猫が持ってきた花はそっと差し出した掌に乗せられた。
花を贈られた青年は大事そうに花を見つめ、そして伺いを立てるように空いている方の手を猫に差し出す。
50238よく日が当たる二階の窓。
白いカーテンが風と光と遊んでいる。
窓辺の椅子に腰掛けて木々の隙間からこぼれる太陽に目を細めていると、トンッと軽い音がした。
視線を下ろすとそこには黄金の麦畑を連想させる柔らかな毛並みをした一匹の猫がこちらを見上げている。その瞳は鮮やかな翡翠のようで、遠い宇宙の星のように輝いていた。
その口には一輪の花が咥えられている。
「やあ、おはよう。今日も素敵な花をありがとう」
そう声をかけると、猫はまるで受け取れと言うように顔を僅かに動かす。猫が持ってきた花はそっと差し出した掌に乗せられた。
花を贈られた青年は大事そうに花を見つめ、そして伺いを立てるように空いている方の手を猫に差し出す。
あわ…
DOODLE🌹🪓ユキモモ⚠ユキモブ描写あり
👿さんが人間を餌としてみており倫理観がおかしいかもしれません
何でも許してください
この子、食べてみたいな ああそうか、僕は空腹だったのか。
そう気づいたときには満たされていた。僕の腕の中に人間がいて、食事の後だったからだ。
しかし不思議な味だった。果実のような味がした。ベリー系の甘酸っぱくてさっぱりとした感じ。
こんなに甘い血をもつ人間もいるんだ。これならば何度でも食べてみたい。いっそこのまま全部喰らってやるのもありかな。もうこんな味の人間に会えると思えないし。
「う……うぅ」
やせぎすの体、薄い肌、少年だと思ったんだ。
***
本当に仮面舞踏会なんてあるんだ、くだらない。
夜、秘匿性、一夜だけの関係。まあ、悪魔も人間も変わらない欲が渦巻く空間だからそういうもんか。
男の僕が壁の花になってワイングラスを傾けているのはマナーとして良くないことらしく、ドレスも着てないのに臭い男が声を掛けてくることもある。遠くから見れば髪の長い細身の僕が、男装の女に見えなくもないのか。それともそういう趣向の人間かもしれないし、もしかしたら同族なのかもな。
3953そう気づいたときには満たされていた。僕の腕の中に人間がいて、食事の後だったからだ。
しかし不思議な味だった。果実のような味がした。ベリー系の甘酸っぱくてさっぱりとした感じ。
こんなに甘い血をもつ人間もいるんだ。これならば何度でも食べてみたい。いっそこのまま全部喰らってやるのもありかな。もうこんな味の人間に会えると思えないし。
「う……うぅ」
やせぎすの体、薄い肌、少年だと思ったんだ。
***
本当に仮面舞踏会なんてあるんだ、くだらない。
夜、秘匿性、一夜だけの関係。まあ、悪魔も人間も変わらない欲が渦巻く空間だからそういうもんか。
男の僕が壁の花になってワイングラスを傾けているのはマナーとして良くないことらしく、ドレスも着てないのに臭い男が声を掛けてくることもある。遠くから見れば髪の長い細身の僕が、男装の女に見えなくもないのか。それともそういう趣向の人間かもしれないし、もしかしたら同族なのかもな。
あおば@爆発猫
MEMOあおば概念詰め兼資料1枚目が基本設定で、今は最初よりふわふわぷにぷに度が増してます
2枚目がアクキーにもなってるスタンダード、3枚目が最新イメチェン衣装(あくまでもバリエーションのひとつ)
基本は人間サイズの服をワンピースみたいに着てる
衣装アレンジ、変更OKということでバリエーションの参考に全部いれたw
あと同じ基本衣装でも細かい所気分で違うので適当でOKという意味も含めw 15
Last
SPOILERBLEACH横浜トークショーうろ覚え部分多くて抜粋になりますがご了承ください…。昼夜似たような話も多少あって、混ざってるかもです。
一応剣卯の人間による感想ですが、今回なるべく事実だけいれたつもりです!
長いのでお暇つぶしに〜
BLEACH横浜トークショーレポ🌞昼の部
2列目だったけど、前の人いなくて最前どセンターになってしまいめっちゃ緊張した😂
でも森田さんが登場と同時に卍解の言い方でしゅうまい!!と叫んで会場和んでた笑
私も和みました笑
崎陽軒おいしいよね〜
基本的には2期メインでした!
お手紙コーナー→ブックレットで場面振り返りコーナー→ライブ→朗読劇が大まかな流れだったかな!
昼も夜も一時間半です!
⭐️お手紙コーナー
森田、杉山トークは手紙に沿って進む感じでした〜手紙はいっぱいあったけど厳選して読んだらしいです。
最初は一護の話。
森田さん自身が不入参道の一護を演じるたび汗だくになったそう。夜の部でそれをスタッフにひいたって言われてて可哀想だった笑
収録を基本的にグループ小分けでしてるみたいで、杉山さんはハッシュヴァルトと陛下と基本いるらしいです。
38272列目だったけど、前の人いなくて最前どセンターになってしまいめっちゃ緊張した😂
でも森田さんが登場と同時に卍解の言い方でしゅうまい!!と叫んで会場和んでた笑
私も和みました笑
崎陽軒おいしいよね〜
基本的には2期メインでした!
お手紙コーナー→ブックレットで場面振り返りコーナー→ライブ→朗読劇が大まかな流れだったかな!
昼も夜も一時間半です!
⭐️お手紙コーナー
森田、杉山トークは手紙に沿って進む感じでした〜手紙はいっぱいあったけど厳選して読んだらしいです。
最初は一護の話。
森田さん自身が不入参道の一護を演じるたび汗だくになったそう。夜の部でそれをスタッフにひいたって言われてて可哀想だった笑
収録を基本的にグループ小分けでしてるみたいで、杉山さんはハッシュヴァルトと陛下と基本いるらしいです。
照人(てると)
DONE公式が円盤作ってくれないから、fkバスさんの素晴らしい演技を絵にして残したかったんや…(デルに「愛」って言われるシーン)
私は、ここでスコへの愛を自覚したと確信しています←腐った人間の願望
雑オブ雑ですが、雰囲気くらいは伝わるでしょうか…(セリフ、ポーズは舞台と若干違います)
スタンプありがとうございます!!
毎度、小躍りしてます!
いっさ
DONE出会って少したったネモとミツクリの話。初期ネモの「そういう人なんだ〜」を一生擦ってるギンミツの人間が書いたものなので注意。
ネモが同性愛についてふわっとした解釈をしています。
青い夜「フフッ」
ミツクリの漏らした小さな笑い声が、真夜中の沈黙を柔らかくやぶった。編集画面とにらめっこしていたネモは思わず顔を上げてそちらをみやる。先ほどまで大学の課題をやっていた筈だが、今は熱心にスマホの画面に見入っていた。いつの間にか有線のイヤホンまでしている。時刻は午前2時半。照明を落とし、光源をPCとスマホの画面だけにしたこの部屋は真っ暗で、向かい合わせに座っているミツクリの顔だけがぼんやりと白く浮かんでいる。指先で綻んだ口もとを隠すようにしているがその表情はすっかり緩みっぱなしだ。
(わかりやす!)
3ヶ月程前に拾ったエリート風のこの男について、ネモはいくらか理解し始めていた。今ミツクリが熱視線を注いでいるものが何かの検討もつく。その答え合わせがてら休憩しようとネモは腰をあげ、ミツクリの隣に移動した。手元を覗き込む為に肩へ顎を乗せると、あからさまに嫌な顔をされる。それを無視してイヤホンを片耳分奪う。
2891ミツクリの漏らした小さな笑い声が、真夜中の沈黙を柔らかくやぶった。編集画面とにらめっこしていたネモは思わず顔を上げてそちらをみやる。先ほどまで大学の課題をやっていた筈だが、今は熱心にスマホの画面に見入っていた。いつの間にか有線のイヤホンまでしている。時刻は午前2時半。照明を落とし、光源をPCとスマホの画面だけにしたこの部屋は真っ暗で、向かい合わせに座っているミツクリの顔だけがぼんやりと白く浮かんでいる。指先で綻んだ口もとを隠すようにしているがその表情はすっかり緩みっぱなしだ。
(わかりやす!)
3ヶ月程前に拾ったエリート風のこの男について、ネモはいくらか理解し始めていた。今ミツクリが熱視線を注いでいるものが何かの検討もつく。その答え合わせがてら休憩しようとネモは腰をあげ、ミツクリの隣に移動した。手元を覗き込む為に肩へ顎を乗せると、あからさまに嫌な顔をされる。それを無視してイヤホンを片耳分奪う。